昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

消去

あまりある時間に君との対話、砕けた時間に拒否する思い出の旋律、神のようなケミカル、砕け散った後には、大きな口を開けた穴、旋回する理由、ときめく回路、不機嫌な味噌汁に浸かる羽虫、凡庸な希望を膨張させ、空を飛ぶ子供たち、あらがうほどに現れる窮屈な結末、分散していく命の痕跡、形容されるものから離別して、深層心理で膨れ上がる言葉たちのオバケと対立を深め、偶然や偶像に詰め寄る憎しみの回答、倒壊していく歴史や意識の狭間で、大聖堂を建築して、セオリーや成否や、成分表やらに絡まる最愛の日、位置付けられたことにより、ここに居続けるというのは、至極退屈極まりないことであるし、あらがうほどに現れる保身と、ここで交信されるものや、すべてを刷新できずに、真理がなんだ、と、うつつを抜かしながら、空白を埋めようとひしめき合う人々の童心をくすぐり、もう、適当で良いではないか、と、手懐けられるよりも、あきらめて、怠惰に働きを加えようと、目論む国家的なプロパガンダが降り注ぐニヒリズムの汚穢、悲劇的な結末、迎撃される罪が食い込んだ太もも、模倣犯や、偏執狂なんかが、妄想に耽る間に、アイロニーは加速して、一部始終に広げられる軋轢や、イデオロギーや、アレルギーに反して、垂涎するだけの快楽的なまやかしが、今を駆逐するよりも、際限なく愛を散布し、貧富の差が云々と叫ぶよりも、品位を持ち、保たれるものにもたれかかるよりも、かけがえのない今を愛し尽くす。