昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

縁取る

良い言葉にいろどられ、連帯感などに沈む君の優劣、群像に溶けていく形、たちまちに価値観などに酔いしれている、バラバラな感情の結末、現れる本質と、修繕される記憶と、枢要なものすらなく、その場で縫製されていく行方や、歪な信念の帰路や、無神経な人々の幼稚な干渉、自分をもっと大切にして、体制なんかに、こびへつらわずに、ただ、煩わしく搾取されるだけの、よどんだ街のシリアルナンバー、理想論的な欠如に覆われた、短絡的な終末論や、路地裏のロジックや、結合されていく神経などなどが、論難なんかを飛び越え、艱難辛苦や、悲しみを押し広げるための希望を絶えず生み出して、しいたげられても尚、まだまだ生きたい、と笑い飛ばして、恬淡として、弛緩する身体や、生々しい心音や、心理的な焦燥感に平伏すよりも、超自然的に誰かを愛し、仕るものや、退廃的な競合や、曖昧な思想に襲いかかる窮屈な答えや対価、熾烈な争いの末に、深淵に入り込んでは、自らに騙されないように、水増しされたものや、すり替えられたものを、すぐにでも作り替え、簡単にしあわせを呼び込むことが出来る限りは、止まらずに、ただ支え合うよりも、刷新して、もう苦しむ必要もないのだ、と。