偶像に住まう欠如を掘り返す退屈な立証、真実を不埒なものに変えるための旋律が迫り、犠牲的な観念が擁護する正義こそ、姑息な悪意の集合体であると認識するための論文を読み明かし、アカデミックな衝動により敷衍して行く結末、ジリ貧な今にこそ、現在や未来を明るくするための価値がそこにあり、そこそこの物で満足し、足るを知るような風潮に迫る恍惚とした清貧さに擦り寄る者どもの理屈を受け入れてまで、生きたいなどと、うつつを抜かして、寝返りを打って、三度寝ぐらいの後に迫る焦燥感なんてものは、所詮は、誰かや何かと比べることにより生まれる焦慮はやがて、大義すら持たない、何かを崇拝し、自堕落な耽溺により、偏った主義を用いて、誰彼構わず切りつけるような辺りに生まれる際限や差異、偶然に住まう要因や、荒れた肌、破壊的な指導者や、覚醒前の君、余波から生まれた新緑や、有線に絡まる動機、緩慢な修道院や、ゆるせない過去などなどが、そこかしこで氾濫し、やっと、新時代を迎えるのだから、今ある価値の終わりを眺め、新たな価値を出迎えるための強度を、その強度を高めるために、何度も鉄を叩き鍛え、機械的なものからの解放よりも、機械的なものとの融合を求め、前衛的なエモートを繰り返し、希望だけを絶えず産み落とす。
