昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

時空探索

ぶっといビートで揺れる猫、騒乱をうごめくネズミの主体性、連動する意識的な差異、印象を包括する蜘蛛の糸、歪な執念が補足する夢や幻の数、意識に固執すればするほど、すり替えられる記憶や思い出、強要される答えに磔にされた魚、内面を抉り取るヒグマの爪、肉親すら信じるべきではないし、やがて、孤独に苛まれ、世界は、どんどんと、その愚かさで、今や意味を加工し、君を従え、君を虐げることにより、君が、恒常的な憎しみを孕んでは、哲学の濫觴を謳う、凡庸な猿として、システマチックな形容に比する曖昧な世界に服従せずに、ただ、徒に過ぎ去るだけの世界から乖離して、全ての蚊帳の外として、あらがわずに排除される喜びにすら従わずに、妬むだけの彼らや彼女たちの暗い部屋での革命や、異物感を抱えた観念が還元するものが、今を陰鬱に消費して、勝利なんかを謳う退屈なエゴや、有する価値が生み出すカタストロフィや、強請られるだけの曖昧な季節との照合や集合体、カーストやら、スカートの中でうずくまる君の超自我、時間というものから放たれた矢が、いずれ、自分を射止めるまでの距離、時間に追いつかれないために、必死で走る君、汗だくの身体がバラバラになって、担うものも無くなって、ただただ、消え去るだけの忌々しい動機を超越しては、妨げるものを、押しのけていく。