昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

追憶の発色

想念が補完する夢や偽り、感動を交換する意思に擦り寄る今との互換性、ないがしろにした青春と、支配したがるガールフレンドたちの不燃物、夕闇に潜むあいまいな価値と、偶然を装い迫る君の愚行、醜態をさらす現状にも喜びを、と喪失感に絶え間ない季語を加えて、詩的な昇華を目指して、真理を漁り、理念や猜疑心や、情景にたたずむ一切の孤独、思いの漂流、正気を失った明日、対立し続ける理性との和解、消費される差異、つたない生涯の忘我、カタストロフに怯えているだけの人々を蹂躙し、陰鬱な日々に強要される正義、擁護し続けるだけの惰性な日々との調和、猥雑な言葉から引き取る意味との衝突、刺激的な悲劇、紊乱な焦土、重複する思いの降臨、いびつなウミネコたちが飛び交う重油まみれの海、収斂する動機が瘴気を放ち、懐かしむだけの退嬰的な意識の虚栄、栄華に溜まる所以が狂気にいざない、異物感を抱えた厭世観を徘徊する怠慢な道理、離愁によどむ季節を謳歌する王たちとの対話、退薬症状に苦しむ彼女の肋骨、終焉にからまる君のエゴ、エンドロールをは走るネズミ、倦厭してばかりいる犬、種を超えた愛により、意識に年輪が生まれ、とまらずに成長を続け、大きくなりすぎても、邪魔でもないし、苦しむ必要もないし、かけがえのないものが、今にかけ違えていき、逸脱する今の中で加速していくものが可視化し、関与するほどに、対立を深めていく今も居心地が悪く、猥雑な意味に座礁していく観念、教条主義をあがめる連中が示唆するものにより、また加速していく支配的なムードに絡まる月夜との互換性。