昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

愛しむ

いつも、苦しみに縋るだけの、君たちの私情に重なる物語の同期を終え、体たらくな日常に羽化する自由な君が飛び立ち、たちまちに、統合されてしまうだけの、精神の寒暖差に耐え、立場を悪用して、君の権利なんかを奪うだけの、惰性な証拠に集う欠如や、軽薄な動機が用いる怒りや、意識的な終わりに潜む、違う宇宙での幸福や、デリカシーもなく、入り込む憂鬱や、欲心の果てに、翼賛されるものなどは、自らの力により、偏るばかりであるし、あらゆる偏見が、世界を膠着させ、たじろぐだけの一切に基づくエゴが、今を回転させ、そそくさと走り去るだけの、悠長な日々の中で、頓挫するだけに至らせるための、等差に反し、蔓延る悪意がくたばるための距離や、虚偽ばかりが折り重なり、他者から受け取った、曖昧な理由が、今を拘束して、ことごとくに攻め入る普通が、ずっと苦痛であった私は、普通や自由などという、便利な言葉には、騙されずに、何が、幸せであるのかなどは、誰にも決められぬからこその、幸せであり、定理や停止線や、締約や、結合などなどに、含まれる、道理なんかにも、引き摺られることなく、そこかしこに現れる過信や、懐疑的な今に迫る、忌々しい切除や、接続やら、整合性などなどが、ひしめく割合の彼方で、重複する面影を、加工しては、どれが、真実かすらも分からなくなるくらいに、自分というものが遠ざかり、境目すらも分からなくなるような、現在から颯爽と走り去る。f:id:jibmfmm:20240110035723j:image