相手が居てこその戦争の間、ひしめく叫び声や、憎しみの結び目、季節の応答や、過食嘔吐を繰り返す渦巻き状の心理、まるで城壁の中で引きこもる君の壁を打ち砕くことなど簡単ではあるが、打ち砕いた後の処理を考えずに、土足で入り込む価値や概念ほど苦痛なものはなく、単に生き死により、なんに意思を捧げるかが重要であり、そこには契約や利子などが与えられ、身動きを取られなくする。規約に引き摺られていくことにより現れる軌跡や形跡、現時点を摩耗させ、そそくさと逃げ去ることにより現れる余韻、簡単に感染していく悪意の経路、迎合される恋の終わりから、反乱を繰り返す人類の歴史や、劣悪な改修により、私たちは制限を与えられ、曖昧な価値に縛られ、視界を失うのだ、とニヒリストたちが、自らの諦念と同調すべきだ、と強制してくる間に、空疎な自分との対立を続け、自分がどれほど弱いか、などと迫る正義や答えが、偶像を生み出し、空想の中でしか育たないものなどを大事そうに温め、あいまいな理想から生み出される物事などをなぞる隙間に色彩があふれ、ふれあうほどに窮屈になる私がもたらす災いなどにより、より良いものなどは損なわれ、そこかしこで悴む意味合いも不潔なままで、ままならぬ動機が道理を損ない、失われた理念などを追いかけ、横暴に結末を食べ尽くす君の気概などが駆逐され、くたばるだけの今に躓く。なれあうほどに侵攻してくる敵意のようなもの、庇い合う身体は傷だらけで、誰かに借りた価値で威張るだけの連中の資産などを崇めるだけの奴らに問題があって、あらがうことに持っていようが、持たざる者であろうが関係はなく、ただ闘争本能を絶えず加速させ、際限なく生み出されるまぼろしや、毎日のずさんな関連性に制度はぼやけてしまい、ただ従順であることだけに趣があり、表向きでは、正義を騙りながら、裏でも悪逆非道の限りを尽くすのが、人間であるとか、語るような独善的な手法に気付く。