昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

生死を飛び越える熱量を蓄えた宇宙的な鉱物を食べ、脊髄を流れる熱い血を感じながら、悲哀に満ちた恒星を宥め、性悪説を謳う、孤独なファシストたちが謳う、短絡的な憎悪に、導かれるわけもないし、煩わしい動機が加速しえ、愛されたいと強請るだけの、君たちの蟠りに溶ける水星や、生後から、何億年も経った私の高揚感や、固執するだけの木々たちの詭弁に、耳を傾けては、何か、暗鬱としてくる散歩道に、ふやける道理が、酩酊を繰り返しては、仮説を踏み躙る巨大な足や、対比するほどに、相似してくる問題点や、即座にひれ伏すだけの、誤りばかりの大人たちの大義や、大破してしまった過ちばかりの日常の秩序や、閉塞感をたゆたう、私の詩的な装飾により、きらびやかになる街並みや、優劣は嫌いだから、と歌う君の歌声により、晴れやかになる気持ちや、機械的なアンニュイさを撫でる、しなやかな指や、しどろもどろになる君との会話を楽しむ野良猫や、精神的な水深を測る物差しや、違憲を繰り返すトリックスターに加担し、悔悟をもたらすだけの、怪しい罪の正体を暴露するために、うそぶく隙間から壊疽していく感情や、情報に左右されるほどに、生まれるためらいや、連綿たる記憶が孕んだ、豊かな理想や、流動的な本質や、嫌いなものですら、愛せるようになると、生きやすくなっていき、徒らに消費するだけの、やましい現実から解放され、超人としての、生き方を体現し、ツァラトゥストラみたいに、徘徊しながら、対話し、体感しながら、開花するような今。f:id:jibmfmm:20240206041545j:image