昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

発色

磁気嵐に巻き込まれた脳内、茫漠たる主観をなぶる獰猛な爪、似たような愛に埋め尽くされた言葉、浄化していく後先、刹那に絡まる君の髪や、接続され続ける思い出の墓場、修羅を捏造しては、光の速度を超えて、旅立つ側面、リロードされる観念や、豊かさを貪り食う餓鬼たちの祝福、複製される結末や、迎合されるものに屈従しては、定めなんかを、都合よく謳う奴らの道具になるだけで、偶像崇拝や、構造的な闇に飲み込まれ、ことごとくの欠如に苦しむばかりであるし、あらゆる変化を受け入れられずに、偏るばかりの君たちの終焉に巻き込まれたくもないし、蔑ろにしている主観に降り注ぐ雨に濡れ、肥大化した過ちの道具になるなんて嫌だし、出し抜くことばかりを考えては、理不尽な面影に完結していく理由や、理性すらもなく、制限を突き破る角を持った私は、何かを突き破る度に、この宿命なんかを恨むことすらなく、言葉を頼りになんかしないで、難癖をつけたり、つくづく思うことから、加速していくものが、重複して、長じる所以を遡る実情の波形や、敗残していくだけの過ちの密度や、民主的な改ざんや、支給される憎しみや、愛しみに迫るアイロニーや、補完され続ける誤りなどに、騙されたくもないから、たちまちに、迫る憎しみのようなものに加担せずに、簡単に今から超越していく先々に、現れる物語のようなものに加担しては、冷めた季節に、温もりを授け、定めもなく、過ちを、セオリーにより苦しめることもしないで、生きたいように、今に堕落していく。