昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

神秘

厭世家を操縦する不安定な君の孤独の最中で

悶える歴史や履歴、オールナイトで結ばれた君の体も枯れて、いつか老いた儚さを彷徨うフラクタルな宇宙の深層心理にまで入り込む背徳、跡形は自由で、後から迫る曖昧な理性を点火させる義務に苛まれるだけの、働き者の人々、サイケデリックなラストシーンに類似していく面影を食む春、流動する儀式的な汚穢を敷衍させる友達たち、短絡的な愛のグルーヴに揺れ、不安感なんて振り払うバイクの後部座席で浴びる風には、何かリアリティすらもなくなって、オーガズムを運ぶ紙飛行機や、期待感を裏切るだけの詩的な蛇行、立証されるもののほとんどは、すれ違っていくだけだし、擦り切れていくだけの情念や、捻出され続ける過ちや差異や、災厄や最悪などなどを旋回し続ける誤りと加護、あらゆる悲劇を撃ち抜く迫撃砲や、配備された愛の通りに、引きずるだけの観念や堕落、奪還されるだけの領土や、刑場や規則、だんだんと迫る曖昧な苦しみの可動性や、征服欲により、拘束される人々が備蓄した苦悩や、恒常的な供儀による採否とカオス、言葉にかかる夜霧や、裏切りの数々、加算されるだけの、緩慢なサインや、印象に吐露する思いの端々に降り注ぐ雨や、行方不明の感情、複製されるだけの、空疎な自分に固執するだけの関連性や関係性、筋書きを追い続ける刹那、脱色した春が出迎える優雅な時間、充当する自由や応答、こじれる行き先や、悠遠にひしめく過去が、凡庸な幸に狂う前に、この命を燃やし尽くすのだ、と野晒しな思いが、寒さに震えては、展開する物事を打ち砕く喜びの質量。f:id:jibmfmm:20240315054129j:image