昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

清掃

天を掴んで、すべての星を引き摺り下ろす、すべての物質はこの腕で眠り、興奮の末に、また同じような宇宙を設立する。凄艶なる監視者が見初める先に生まれる詩的なリズムだけが、この超大な宇宙空間に反響して、すべての物質は動き出す。栄華なんてものは一瞬の出来事であるし、永続するものはなく、形ある者には終わりはやってくるだろうし、ここで続く時間とは、どこから見ても、この時間であるし、そこで加速した時も、どこか長閑で、簡素な時間を横柄に無駄遣いして、あてがわれた意味なんかを絶えず補充するための対価なんかが退屈を巻き込んで、混濁する意味が数理に掻き乱されて、理屈で執り行われる感覚的な終わりから、観点は蝕まれて、閉塞的な思いを加工しながら、そこで品定めされる君が打算的なままで、惰性で導かれた意味の欠乏により、倒れ込む辺りから雪崩のように押し寄せる退屈さに敢然と立ち向かい、たちまちにあふれる憂鬱の芝居から逃れ、敵愾心に悶える君が訴求させる意味が恐慌に至り、君が思う社会を破滅させても尚、人類とは終わるはずもないし、完全な終わりとは地球が終わることでしか、終わりはほとんど来ないだろうし、また同じように同じようなことを繰り返して、似たような支配と継続するための思考停止させるためだけの思想なんかを自分の都合の良いように生み出して、奪われるだけの意味にためらう今から吐き出される君が未来を見出せずに、今の虜になるほどに、今に置いていかれ、過去に囚われ、途端に応用されるための死を利用し、理想を持たず、理性すら見失い、利権を保つためだけの統制が闘争などを生み出し、君を踏み台にして、明日を見失い、醜い争いに加担するほどに簡単に消費される日々が悲愁に汚され、自分をおとしいれているだけに満たないミニマルな日々の衣装を着替えて、派手に散る先々では、意味すらも無意味で、無意味であるからこそ、もう一度おなじように愛することで、なじむような愛が義務的なものになる前に、君がモノや金でしか動かないような心に結合していく本質的な愛すら疲れ果て廃れる前に、君が使われるだけの価値に根絶やしにされる前に、君が君であるという喜びを感じるために、素直に欲を活用し、勇躍するために哲学的に自分を何度も掘り起こし、埃を払い、新たな自分すらも簡単に破棄し、書き換えるように、と。