昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

春の虫

ほころびが生じると滅びる。すべてはそのような繰り返しの様相だ、と伝える情報が騒々しく、つたない競争の果てには、誰も幸せにならずに、幸せを求めるばかりで、求める幸せなどはもつれるばかりだし、惰性で引き伸ばされた命は言い訳がましく、加算される動機なんかが艱難辛苦に浸り、徒らに消費される日々に去り行く意味などが君を縛りつける間に打算的に消費される日々で強要されるものに押さえつけられては、その場で適応するためだけに支配されるだけの君の意思が引き延ばすものにより躓き、追尾してくる意味が位置的なまやかしにより、慢性的な痛みを引きずりながら、悲惨な現状を嘆くばかりでは、この繰り返しのサイクルから逃れられずに、現れる悲しみを復元するばかりで、もたらされる悲しみが今に食い込み、くたびれるばかりの今に歪になる真理などがもたらす苦しみに寄りかかるだけの君の規制されるだけの日々が忌々しく重なり、かさばる思いがたがいちがいになる。干渉するほどに煩わしくなる今の疎ましさが呼び覚ます麻疹、あらゆる悲劇を掻きむしる道理の空疎さを掘り下げるアンチテーゼが抓る。誘導されるだけの日々を蛇行しながら、しなびた意味をかき集め、あたかも意思があるかのように示される間に締め出されて、ニセモノの使命感なんかが呼び覚ます退屈な言葉が脳内をさまよい、再生され続ける言葉により反り返る毎日では、無意味なものにより身を滅ぼしたり、応じるほどに横溢してくる権力などが、既得権益を守るためだけに、貶める隙間に過ぎ去るだけの過程たる、この数百年の発展などは、すぐさま消え去るだろうが、この生命には、終わりなどなく、始まりが今を飲み込み、終わることなく始まりを巻き込み、始まることを押し出しては、決して終わらぬように、と今を賛美し続けることに老いるもクソもない。