昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

鞘翅

未熟な言葉たちの腑を突く刹那、幼少期のプラグを外し、延々と聖域を破壊するヴァンダリズムに取り憑かれた輩が爬行する街、症状が夕焼けにより赤く染まり、多角的に世界を縁取る家庭的なモノグラムにより、理性は損なわれ、そこかしこで混濁する意識の火花が散り、粉塵爆発を引き起こす間から惰性に放たれることごとくの侵食から逃れるために退廃的な余韻がつぶさに与える影響の強度や、瞬く間に現れるもののサイクルに置いてけぼりをくらいながら、空白を埋めることだけに専念する儀式的な波形や、数多の経過を観測する経済的な伴侶や、判然としない万物流転を眺めるだけの日々の優雅な間暇に押し寄せる喜びが氾濫して、一切を素敵なものに変換する間に枢要なものだけに囲われ、煩わしい過去を軒下に葬り、理性もなく、損得ばかりで、誰かの尊厳すら踏み躙り、憎しみばかりを派生させるだけの我々の無作為な過ちに誤りなどもない、と嘯くほどに、事実とは遠ざかり、さらなる過ちを製造してしまうような生産性などが大切に扱われる間では、体制的なものだけが、正しさを操作し、誰もが本質を見失い、みくびるほどに怖気付き、気付けば孤独に作用する過ちの道具に変わるだけの君は何かや誰かの代用品にすぎず、すぐさま忘れ去られ、去りゆけば、ここでの出来事などはデータ化され、そこでの愛などは素っ気なく、そこかしこに誤りを生み出し、意思に弊害を生み、歩みを止めるために絶え間ない欠如を与えるだけの堕落した関係から解き放たれ、本質や本心を出迎え、真実と対峙する先には、誤りとされるものから逸脱し、自らの真実に行き着くの、だ。

結末はいつも暖かい

もう何年も孤独なクリスマスを過ごしている。いや、記念日なんてものは、ただ誰かが定め、決められた法や答えのようなまやかしに騙されている暇はない的な発想に寄りかかる、というより、あえて一人を選んで人生の難易度をあげている的な中二的な発想を堅持しながら、誇示する理由を深く掘り進んで、根っこにある矜持なんて引っこ抜いて、粉々になるまで踏みつけたいが、この孤独というものは依存度があるらしく、あてがわれた意味や罪に騙されるよりも、この孤独が鳴らす生活音だけが添い寝してくれるのもありか、などと独り言を言い放ち、ながめる天井では、数々のドラマが繰り広げられているようなシミやほこりなどが、散漫な意識を覆い、いつのまにか、眠りに屠られ、全宇宙とフラクタルであるために、眠りの深度数万メートルにまで引きずりこまれ、悲観するよりも速く眠りに逃げ込む。みんなと同じ時間を生きている、とか同一化することでしか、生きている実感も湧かない魑魅魍魎との付き合いはやめて、あらゆる悲劇を濾過する濾紙を眺め、コーヒーが染みることにより白い紙が黒に侵食される朝の荘厳な物語、ものものしく迫る年末の憎悪、犬歯を磨く犬猫の表情、モニター越しに映る自分の顔の暗さ、寒さに妨げられ、雪に濡れ、世界にフラれた気分はどんなだい?と代用品たちが騙る明るいだけの場面で唾棄される汚物のオブジェクト、あらゆる偏見を持ち込んだ夕食では、何を食べても満足できずに、終わらぬ空腹に苦しむ君の飢渇した心が飢餓状態に陥る限りは、求めるほどに増して行く空腹に苦しみ続ける。そのような数々のドラマの合間に比重をかけて、道徳などを破棄して、破壊し尽くされるだけの世界での利用価値を語る者たちが強制解除などを進め、君の人生を終わらせようとしている、と嘯く陰謀論なんて退屈であるし、そこで体系化したものが孕むアイロニーになんて騙されたくもないし、君たちみたいに現実でもネットワークの中でも騒ぎ立てるだけの奴になんかなりたくもないし、自己啓発なんて思考停止している連中の現実逃避のためのツールであるし、所詮は誰がいくら儲けて、誰が誰とヤッたとか、そんな下世話なトークがひっきりなしに繰り返されている。

悠久

風に揺られ踊る洗濯物、すこしの物音でびっくりして逃げ出す猫、近付けばアイロニーや愛憎を撒き散らす女たちの虚像、裏切りや寒さが続く、決まりきったもののための奴隷とケモノとしたたかな屍の街、起業家たちが押し流す情報という快楽と、常套句と常套手段で誤魔化される日々とのわだかまりにより、破裂寸前の身体、こまかく見ればフラクタルな物である私たちの窮屈な憂鬱、包丁のトントンという音すら心を殴打するように感じられるの、とタバコを吸いながら、ケミカルな思考により意識的な嘔吐を続け、胸骨に響く君の声、オレンジ色の夕日がなだめる瞬間のエゴに寄りかかる修復不可能な関係が生み出すまどろみ、ロジカルな理想をまさぐる憎悪の陰が荘厳で、自立し続ける先には諦観ばかりが訝る先々では出会いをまさぐる真実が寸胴なままの幼児体型で、記号化された思考が振りまく思いの瓦礫を拾い上げる。文句ばかり言って気色の悪い世界が打ち出す騒動が口うるさく迫る制限の後、真理を駆逐するために幽霊になったのだ、と告げる彼の理想などは、宇宙と名付けられたものから見れば、すごく小さなものであるし、本質や真実などは、そこには何もなくて、ただ現れるものなどは、即席の理由を持ち出して、むやみやたらに処理しようとしては、辛辣な評価を与えたりするだけの奴らがひねくれた理想を持ち出して、惰性に引きずる意味が悲観的なすなどる合間に曖昧になる世界との乖離を超越し、互換可能なものなどは、所詮は怠惰な交換により、あたかも効果があるようなもののように感じられる間には、確かなものすらない。

散布される愛

勝手気ままに愛を貪り、道理を捨てる。復元可能な愛が加速し、画期的な愛がもたらす真理以上のものを模倣するだけの人々が用いる正誤を蹴散らして、あやふやなままに愛するということが、このままならぬ現状を打破して、ただ愛するということの確かさに触れて、意思に枷を嵌めずに、誘われるままに引き摺られ、そこで愛によりカタルシスに至るための原理を弄り、遠ざかる理解が示す偏りや、リリカルな衝動性により消失していく先々に散りばめるメタ認知的なものが従え虐げる物語が貪婪に漁る間にロジカルに迫る道理が理性を損ない、そこかしこに迫る浪費的なものがこじつける意味などにより、加算される痛みが瞬く間に浸透し、信用を謳う輩が排除し続ける社会などであたかも成立させているものが成否を促し、自らこそが正しいものであるかのように謳う間には、打算的な取り組みにより、決まり切ったものを打ち出し、締め付けるだけの取り組みにより、疲れ果てた私は、井蛙なままに、いぶかり続けるがゆえに不規則に今を模索し、ためにならないことすらためらわずに頬張り、抱擁する先々では、信用などは謳わずに、ただ触れ合う感触だけが、答えを語るものである、と宣言し、その刹那に現れるものが、正しさを放棄する。擦り寄る価値にカタストロフを突きつけ、命じられるがままに痛みを吐き出す悩ましい試みの歯痒さに触れ、未熟であるからこそ、愛するということを学ぶべきである、と認識し、そつない思いがもたらす退屈なギミックを飛び越え、閉鎖的な思いが際限なく駆逐されては、価値観などを簡単に壊してしまう。交錯する愛は、錯雑とした思念を操作しながら、しなびた意味を拘束する。接続される豊かさとは離別し、その離れた悲しみの利便性により蓄えられ続ける悲しみが謳う月日に寄りかかる重い荷物たる心を手放し、中空をなぞる指の綺麗さ、よ。

ぐしゃぐしゃな結末

やさしいが故に世界を憎む君の末尾と密度、記号化された人類の経路を踏み荒らし、あらがう先に現れる物語を遂行しながら、曖昧な毎日を積み重ねる。応用される事実により高揚感は失われ、そこかしこで補足されるものに捕縛される。そこで苦しむだけの期限を通り越して、取り越し苦労に見舞われるだけの昼下がりに夢現な君の泡沫のセリフが貪婪に嬲る世界との乖離が広がり、理性もなく配布される結末のウイルスが理想郷などを打ち立てる途端に、世界とは、世界ではなくなり、自己とは和解できずに離れていく存在の不確かさが加算され、採算も合わないし、持っていても使い方を知らないから、不幸になる連中が示す短絡的で、快楽的な回転により、展開とは退屈になるし、金で買える物には限りはないが、自分の手にしたら最後、そこには有する価値に強請られ、自らの曖昧さを回避するためにイメージに命じられ、驕り高ぶりながら、求めるが故に見誤るものにより、身滅ぼすだけに終えるような結末との別れを強調し、仰々しく迫る物事から逃避し、悲観的に迫る観点を超越する。ずっと懲役刑を食らったような頭、ズンと思い大脳を舐める君の下のザラつきだけが、生きていることを確かなもののように感じさせる。前衛的な恋に揺らぎ、何にも適任せずに、敵意を剥き出しにして、昔話に遮られ、境目もなく愛して、曖昧な今に固執などせずに、馴れ合うこともしないで、支配されるものに別れを告げて、与えられた罪には中指を立てて、ステイするよりも、捨て台詞を吐いて、足を引きずりながら、卑近な例を促す修復不可能な間柄にうごめく終末論を引き裂いて、信用すべき自己に帰り着き、戒律も持たないで、持ち合わされる利己的なものから解き放たれる。

ガリガリの身体の殻

ゆらゆら揺らぐ魂、いつもみたいな君のやましい思い、物憂げな結末に降り注ぐ雨、鮮明な過去から生える花、憎しみをズボラに解消して、セオリーを打ち砕き、真理が寝静まる間に打ち出す真実の素因が印象的な答えを排出し、過去を連想させる安易な欠乏により熱暴走する理の暗い影、生きることに固執するほどに、この命に拘泥する余韻が参照するものが物語を恒常的に怖気付かせ、気ままに愛した今を虐げるだけの惰性な連中が汲み上げた答えを押し流し、悠々と飛び越える間に忌々しく生まれる欠如をデバッグし、先制的に生み出された敵意が、打算的に破壊する快楽的な物語の頂からこぼれるカタルシスや、疾走感をたくわえ、猥雑に脱色された花がプラトニックに生えるまでの軌跡や、君の寝顔に窮屈な王が生み出した惰性な主体に寄りかかる君の不機嫌さのサイクルや、痩せた価値が示す意味が混濁して、関与するほどに次々と罪に肉薄するセンチメンタルな君のメタファーを唐揚げになんかして、夕食に出すまでの心の距離や明晰な価値との出会いと別れがシンクロし、過去の中では若いだけの二人が惰性に生み出す物語の中で騙し合うゲームの中で参照されるものは、所詮は生き長らえるだけで、そこでは愉快な勇敢さを用いて、日々の歪さを爽やかに飛び越え、敬虔なものが示す苦しみを瞬時に書き換え、確かな愛が足枷にならないように、世界がもたらす貪婪な結末に支配されないように尊ぶ。この世に枢要なものはほとんどなく、そこで補填されるものなどに正しさはなく、ただそこに現れるそっけない結末に寄りかかる思いというまやかしを超越し、真の人間に戻る。

機械的な飢渇

モノクロームな君の静謐な青春、粛清された街並みを再現する脳内ですれ違う純白な面影、迎合された罪をマイクロチップに埋め込んで、海馬で斡旋され、リバイバルされるシーンが毒する瞬間に、主観は歪んで行き、逸脱するほどにつたない罪を加速させ、懐疑的に至るほどに、カタルシスに至るまでは簡単で、消費的であるために、生産される意味を攪拌され、使い回されたボスを楽勝に倒しては、次のステージを勇足で進み、啜る意思が周遊を繰り返し、くたばるほどに現れるノスタルジーや、能動的なほどに敵意を増していく言葉が心を硬化させ、些細な出来事により、出来合いの真実は、真実味を失い、誰も信じられなくなるあいだにくたばるあいまいな位置から、生える愛のようなものが、容易にカスタムする今にも、蓄積される苦悩によりねじ曲がる成否が、成否を飲み込み、君を服従させ、敵愾心に燃えるの、だ。若いということは、当たり前のように今ある世界を恨み、睨みつけることから始まる。とろみがかった宇宙、他者を介して知る命、たずさわるほどにわずらわしく騒ぐ人たちの報いなんかを受けるべきだ、と強制する宦官たちの提唱に耳を塞ぎ、深く洞察する先には、確かさなんかは、ほとんどなく、ただ儚くまつわる先々では、錯雑としたものが横たわり、いく先々で邪魔ながりするし、荒んだ君の感応なんかが、怪訝そうなフリをして、一切を滅亡に追いやるあたりから、イデオロギーは他者に当たり散らし、当たり前のような顔をして、支配し続けては、懈怠するだけに至る私たちの大切なものなど、体制により変化するだけの枢要さのかけらもない物事が謳う過ちなどが今を締め付けては、雑然とした行先で詰まる思いが誤用し、立像するものに恐怖なんかを感じながら、肝心なものすら見失い、いたわることすら忘れて、ただ猥雑な節度がもよおす罪なんかに加担すればするほどに、憎しみばかりが増し、許容するほどに、実際は拒絶反応が増していき、定期的な苦しみを複製し、征服されるための制服に着替え、機械的に笑う君たちの心の中では、枯渇するだけに至るような転換を繰り返し、加算される過ちはレトリックを破壊し、派生する意味の中で、絶えず罪を見出すだけの退屈な主義を体系化させ、経過していくほどに、快活さを失い、恨むほどに奪い合うだけの人々は、目的により自分を見失い、その見失った自分を探すために、見合うものを探し、さまよい続ける先には、ただ誰かを羨むばかりで、うやまうことを忘れ、ただ何かを求めるほどに、忙しいフリをして、退屈を恐れ、孤独から逃げるために、誰かを利用する。