昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ぐしゃぐしゃな結末

やさしいが故に世界を憎む君の末尾と密度、記号化された人類の経路を踏み荒らし、あらがう先に現れる物語を遂行しながら、曖昧な毎日を積み重ねる。応用される事実により高揚感は失われ、そこかしこで補足されるものに捕縛される。そこで苦しむだけの期限を通り越して、取り越し苦労に見舞われるだけの昼下がりに夢現な君の泡沫のセリフが貪婪に嬲る世界との乖離が広がり、理性もなく配布される結末のウイルスが理想郷などを打ち立てる途端に、世界とは、世界ではなくなり、自己とは和解できずに離れていく存在の不確かさが加算され、採算も合わないし、持っていても使い方を知らないから、不幸になる連中が示す短絡的で、快楽的な回転により、展開とは退屈になるし、金で買える物には限りはないが、自分の手にしたら最後、そこには有する価値に強請られ、自らの曖昧さを回避するためにイメージに命じられ、驕り高ぶりながら、求めるが故に見誤るものにより、身滅ぼすだけに終えるような結末との別れを強調し、仰々しく迫る物事から逃避し、悲観的に迫る観点を超越する。ずっと懲役刑を食らったような頭、ズンと思い大脳を舐める君の下のザラつきだけが、生きていることを確かなもののように感じさせる。前衛的な恋に揺らぎ、何にも適任せずに、敵意を剥き出しにして、昔話に遮られ、境目もなく愛して、曖昧な今に固執などせずに、馴れ合うこともしないで、支配されるものに別れを告げて、与えられた罪には中指を立てて、ステイするよりも、捨て台詞を吐いて、足を引きずりながら、卑近な例を促す修復不可能な間柄にうごめく終末論を引き裂いて、信用すべき自己に帰り着き、戒律も持たないで、持ち合わされる利己的なものから解き放たれる。