昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

想念

俗悪な獣たちが巣食う星、堅持する罪により、意味が捻じ曲がり、倫理観なんてものは、安易に破棄され、結末も、何か憎くなり、機械的な明日に支配され、苛む思いの端々には、縋る餓鬼や、懐疑的な虫や、独裁的な価値などが氾濫し、確かさなどは足枷に変わり、世界に制限を生み、運命が肥大化し、悲哀に満ちた君の表情を刷新して、境目なく誰かを愛して、あらがうほどに、現れる怒りに支配され、芝居ばかりを続ける惰性な君たちの加護、浄化される記憶や、はびこる悪意や、バビロンが謳う終末論、路地裏では、ロジカルな予言者が、制限もなく悪意を吐き出しては、収斂される時折に保たれるバランス、がんじからめの顛末や、即席の自由や、行方知れずの君、破壊し尽くされた明日や、浅ましい感情を従え、観念により規制された過ち、あいまいな日々を濾過して、幸せにくるまれ、静かに眠る夜、森羅万象も即座に破壊され、様々な思い出が加速して、カラカラに乾いた身体から災いが出て行って、静謐なまどろみに嵌り、はびこる悪意が通過し、寂れた記憶からは、銀河が生まれ、形容されるものから超越し、形ないものとして、途端に泡となる記憶の奥ゆかしさに囲われ、自らの静謐に行き着き、いくつかの苦しみを刷新するために、ためらわずにひるがえし、卑屈になるだけの連中が生み出した確かさなどは、確かなものからの範疇から出られずに、何を愛しているふりをして、理解を飛び越えることも出来ずに、今に押しつぶされてしまう。

ちぐはぐの春

太陽からは、バターのような香りがして、心が私怨で煮えたぎるのを、昇華させるほどの甘い香り、恋焦がれた恋人たちは、世界の狭間で、代償ばかりを求めて、もっと愛が欲しい、と、嘯く連中に左右されずに、誰かが決めたことが産まれたときから大嫌いだったから、たったひとりでいつも、創作ばかりを続けてきた数十年であり、出会ったりよりも、別れてばかりの世界の中で、発色やら発症やらが、今にからまり、関わるほどに重くなる足取りや、あいまいな示唆により、身動きも取られなくなってしまい、終いには、短絡的な同期や同化を求めては、チグハグになった精神に成否なんかを促し、ふわふわで、デリカシーがない主役たちが懊悩する瞬間、堕落した季語たちを掬い上げながら、誰もが、誰かの大切な何かであった頃、言葉も未だ確かさを持っていて、誰もが誰かを愛していた頃、定めもなく未だ彷徨い続け、泡沫に備わる自由も、誰かの自堕落な生活により、足を引っ張てるだとかと、うるさく付きまとう人々の巣窟、偶像に攻め要られた君たちの狂気、主体性も旋律を放棄して、自らの音程や体感だけで、正義を超越して、栄華に沈み、未熟ながら、境目なく囁き合う人々のエゴを飛び越え、倦怠感を加速させるだけの、政治的なものにふさぎ込まずに、ただ、愛することに擦り寄るだけの、名ばかりなものや、上辺だけのものを取り除く工場で働く私は、すくない給料で、いけすかないものを構築させては、何か神のような気分で、誰かを手懐けたりする必要はなくて、ただ、徒に消費するような連中から逃れて、自らの静謐に帰る。

体液

この盛大な終わりのための彩り、整合性もなく、動き回る人々の完結、あらゆる悲劇を産卵するシャケやマス、慢性的な窮屈さにより怠惰になった人々が縫い合わせる狂気に平伏すアイドル、憧憬に瀕する幼稚な企み、規制されるだけの幼稚な人混み、揺籃で眠る猫の恒常性、倫理観も死滅して、本質的な人間の狂気に比するような過ちも冷たく、つたない結末に有する価値などは、所詮は、今に誤りを生むだけで、本質的な喜びに至ることも出来ずに、ここで答え合わせしたり、膠着したり、支配されたり、些細なことで傷ついたり裏切ったり、悲観したり、疲憊したり、と、サイクルする感性や感情を採掘する考古学者たち、あらがうほどに現れる過去の遺物たる愛などを納めるための器としての役割を果たすため、磔にされる人々の墓地、粛清や祝祭の後、痕跡は夥しい血、近接する理由に乗っ取られてしまったまとわりつく罪の湖心に潜む物語の階段を降りて、物語の奥深くまで辿り着き、つたない理由を吐き出す恐竜たちや、強権の下で威張り散らす幼稚な市民たち、倦怠感を抱えた街で加速する罪の海辺、非礼を続けて、強請られるだけの日々の中で、解消されない痛みや思い違いや、チグハグに構築された答えや対価などを貪り食う人々の淀んだ目、酩酊している目、明晰な頭で紡ぐ意味、胸骨から生えた薔薇などなど、普遍的なことから腐敗した夢の古都を破壊するゴジラなど、脳内では、哲学的な強制力により、比喩や表現を駆逐するような、幼稚な破壊者を脳内で絶えず生み出しては、至らない日々の怒りを、想像や妄想の中で晴らすような試みの中でも、真実などは、うやむやなままで、ただ生きているだけなのに、理由を求めたりするのは、あまりにも残酷なことなのです。

空腹

ファシストたちが嘔吐することにより、生まれた地、誰もが堕落するために、流されたガスにより、定めもなく彷徨う大人たちの終礼、理論的な者すら居らず、ただ、暴力的に改ざんされる過ちも、正解だなんだの、と、迫る連中により磔にされた人々、深淵から現れる気配から複製される真実、無様な日々ではあるが、あらがえば、あらがうほどに増していく勇気と力、あらゆる方法の外に旅立ち、惰性で結ばれた恋人たちの憎しみのようなものがぶつかり合い、他者から借りた過ちを、あたかも自分のもののように温めて、現れる卑屈さと、惨憺たる世界の表裏、理性もなく、制限ばかりを生み出す闇、幼稚な首相たちが続ける退屈と、何も決まらない議会、展開する過ちと、そこで躓くだけの曖昧さに、統合されるだけの模倣的な連中との差異、インタラクティブな結末に重複する問題に服従して、複製品として歩き出した今、被弾した身体からこぼれる機械油と、愛されたいが故にぶつかり合うことにより、交換される過ちとの同化、感染症を抱えた足指、分断された過去から生える茎や葉や根、談合を繰り返して、自分たちのものにするために、分裂していく誤りと保護、悲劇的な格納庫から見つけ出された、打算的なミサイルが降る朝。

褪せる

新しい世紀末により駆逐されたケモノたち、絢爛豪華なウィルスが降る最中、殺菌された過去や、くたびれた暮らしや、さわやかな胡散臭さや、さえぎる値や、あらがうほどに食い込む意味、葬られた此処や、狡猾な意図、さわやかな傷跡や、屠られた恋、たどたどしい顛末や、あてがわれた罪、補充されるだけの優しさや、最たる意味もないから、病む必要もない、と、喜ぶ君たちの轍を追いかける秘密警察、殺伐とした観念から、デジタルな関連性が敷衍して、革命的な動機を携えて、てなずけられずに、懐かしむこともなく、これからも強気で騒いで、陰惨な加工を続ける最悪なモデルたちを払い除け、真っ暗なビート、空間的な作業所で、塩酸の雨の最中、愛する人を踏みつけられても尚、健気に労働することでしか、支払われられない賃金や、蓄積する絶望や、前頭葉がショートしたり、ちぐはぐな夢を見たりと、ふんだり蹴ったりな日常で、調子がよいことを語ったりしながら、干からびた音符を集めて、ちりばめた裕福さを寄せ集めては、君の命をまた作り直して、貧相な価値に騙されたりしないで、支配的な彼らがねつ造する事実や真実を蹴散らして、歪な真理がシンクロし、勘違いしないようにして、そそくさと、この世界から逃げ出すのであり、あらゆる悲劇を利用して、今を締め付けるだけの熱病や熱暴走、浄土やジョーカーやらと、やかましいだけの君の情報、自己暗示ばかりの堕落した化合物。

義体の針

太宰治とマッシヴアタックの子、比喩を続ける鳥の嘴のケロイド、現前で消費されたものが、過去に消え去るまでの速度により、錯乱する彼女たちの余罪、捌かれた意味の中で、真実を探そうと模索する君たちの爪痕、贖うほどにめり込む爪、冷たい地面やら、積年の思いやら、際限ない憎しみの初々しさ、批判的な奴らの定期的な保身により、醜く歪んだ空間で、がんじがらめになって、肝心なことは、すぐさま忘れてしまって、全くの空白にまとわりつく不眠症のギミック、廃材の中で育つ虫たちの迎合、干渉するほどに、傷つく君、昆虫たちが次なる敵と認識された、と、虫たちの王が悲しみ嘆いている隙間では、次から次へと生命が誕生しては、すぐさま死滅する辺りから、また、新たな生命が誕生するというサイクルを回転し続けては、数千年が経ち、魂だけがぼんやりと、暗黒物質でいっぱいの宇宙空間を彷徨い、聖戦を謳うジュピターの女神や、歴戦の猛者や、退屈な基盤を集める宇宙海賊や、軌跡の藻屑を追う奴隷の者や、対価を求め、肉体を破棄し、ネットワークの世界に消えた友や、修正されるだけの心を、未だに自分でコントロールしているなどと、勘違いしないように、と、促すAIたち、接続される観念は、簡単に書き換えられ、軽薄な自己啓発の手により、破綻していく精神と生活、皆は保身ばかりで真実を語らないし、改善されない痛みの中で、飼い殺しにされるだけだし、健気な愛を貫いたって、所詮は、その健気な愛により潰えてしまうだけの今を、ぼんやりと眺めては、確かなのは、この足に嵌められた足枷だけか、と、世界を睨みつけて、蓄積された罪のようなものを引っこ抜いて、好き勝手に動きまくるのです。

祝福

頭の中では、絶え間なく物質の花が咲いて、錯乱しているフルーツやルーツ、あらゆる分岐点に法的な裁きを加える鹿の子、大自然で遭難した思い出たち、あらゆる証拠をたらい回しにされ、ゆくゆくは、ぬくもりある世界を出迎えて、訂正や、停止線や、体たらくな日常生活や、上昇気流や、ゆくゆくは、愛のある何某とか、退廃的な余韻やら、インモラルな情動、傲岸不遜な私や、猥雑で軽薄なムーブやら、有効利用やら、蓄積される今に用いられるガイダンスには従わず、無神経なままに商品化され、不必要になれば、簡単に捨てられ、簡易的な愛に縛られ、蓄積する苦悩や、そこかしこに区域やらを生み出して、奪い合うための戦争が激化して、戒厳令やら、改善策にまとわりつく欲望と端数、耽溺を繰り返した動物たち、体制側の大義には加担せずに、爆心地から離れれば、離れるほどに減っていく憎しみにも加担せずに、諦め悶える君たちとの齟齬やら、保護なんかにも参加せずに、幼稚で世知辛い日々の中では、価値だけが、すべてのまやかしを飛び越え、当たり前のように、その場やその辺に転がる価値を崇めているだけでは、そこから抜け出せずに、惰性で今を求めてばかりいてしまうし、終いには、巻き込まれた人々が混濁して、すべては、禍々しいものに虐げられ、見るも無惨な姿に変わり、利己的な奴らの答えを拘泥して、従わぬものを排除するだけの輩を超越して、自らの正しさを宿す。