昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

体液

この盛大な終わりのための彩り、整合性もなく、動き回る人々の完結、あらゆる悲劇を産卵するシャケやマス、慢性的な窮屈さにより怠惰になった人々が縫い合わせる狂気に平伏すアイドル、憧憬に瀕する幼稚な企み、規制されるだけの幼稚な人混み、揺籃で眠る猫の恒常性、倫理観も死滅して、本質的な人間の狂気に比するような過ちも冷たく、つたない結末に有する価値などは、所詮は、今に誤りを生むだけで、本質的な喜びに至ることも出来ずに、ここで答え合わせしたり、膠着したり、支配されたり、些細なことで傷ついたり裏切ったり、悲観したり、疲憊したり、と、サイクルする感性や感情を採掘する考古学者たち、あらがうほどに現れる過去の遺物たる愛などを納めるための器としての役割を果たすため、磔にされる人々の墓地、粛清や祝祭の後、痕跡は夥しい血、近接する理由に乗っ取られてしまったまとわりつく罪の湖心に潜む物語の階段を降りて、物語の奥深くまで辿り着き、つたない理由を吐き出す恐竜たちや、強権の下で威張り散らす幼稚な市民たち、倦怠感を抱えた街で加速する罪の海辺、非礼を続けて、強請られるだけの日々の中で、解消されない痛みや思い違いや、チグハグに構築された答えや対価などを貪り食う人々の淀んだ目、酩酊している目、明晰な頭で紡ぐ意味、胸骨から生えた薔薇などなど、普遍的なことから腐敗した夢の古都を破壊するゴジラなど、脳内では、哲学的な強制力により、比喩や表現を駆逐するような、幼稚な破壊者を脳内で絶えず生み出しては、至らない日々の怒りを、想像や妄想の中で晴らすような試みの中でも、真実などは、うやむやなままで、ただ生きているだけなのに、理由を求めたりするのは、あまりにも残酷なことなのです。