昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

褪せる

新しい世紀末により駆逐されたケモノたち、絢爛豪華なウィルスが降る最中、殺菌された過去や、くたびれた暮らしや、さわやかな胡散臭さや、さえぎる値や、あらがうほどに食い込む意味、葬られた此処や、狡猾な意図、さわやかな傷跡や、屠られた恋、たどたどしい顛末や、あてがわれた罪、補充されるだけの優しさや、最たる意味もないから、病む必要もない、と、喜ぶ君たちの轍を追いかける秘密警察、殺伐とした観念から、デジタルな関連性が敷衍して、革命的な動機を携えて、てなずけられずに、懐かしむこともなく、これからも強気で騒いで、陰惨な加工を続ける最悪なモデルたちを払い除け、真っ暗なビート、空間的な作業所で、塩酸の雨の最中、愛する人を踏みつけられても尚、健気に労働することでしか、支払われられない賃金や、蓄積する絶望や、前頭葉がショートしたり、ちぐはぐな夢を見たりと、ふんだり蹴ったりな日常で、調子がよいことを語ったりしながら、干からびた音符を集めて、ちりばめた裕福さを寄せ集めては、君の命をまた作り直して、貧相な価値に騙されたりしないで、支配的な彼らがねつ造する事実や真実を蹴散らして、歪な真理がシンクロし、勘違いしないようにして、そそくさと、この世界から逃げ出すのであり、あらゆる悲劇を利用して、今を締め付けるだけの熱病や熱暴走、浄土やジョーカーやらと、やかましいだけの君の情報、自己暗示ばかりの堕落した化合物。