昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

空腹

ファシストたちが嘔吐することにより、生まれた地、誰もが堕落するために、流されたガスにより、定めもなく彷徨う大人たちの終礼、理論的な者すら居らず、ただ、暴力的に改ざんされる過ちも、正解だなんだの、と、迫る連中により磔にされた人々、深淵から現れる気配から複製される真実、無様な日々ではあるが、あらがえば、あらがうほどに増していく勇気と力、あらゆる方法の外に旅立ち、惰性で結ばれた恋人たちの憎しみのようなものがぶつかり合い、他者から借りた過ちを、あたかも自分のもののように温めて、現れる卑屈さと、惨憺たる世界の表裏、理性もなく、制限ばかりを生み出す闇、幼稚な首相たちが続ける退屈と、何も決まらない議会、展開する過ちと、そこで躓くだけの曖昧さに、統合されるだけの模倣的な連中との差異、インタラクティブな結末に重複する問題に服従して、複製品として歩き出した今、被弾した身体からこぼれる機械油と、愛されたいが故にぶつかり合うことにより、交換される過ちとの同化、感染症を抱えた足指、分断された過去から生える茎や葉や根、談合を繰り返して、自分たちのものにするために、分裂していく誤りと保護、悲劇的な格納庫から見つけ出された、打算的なミサイルが降る朝。