丸みを帯びた空間

ファルス化して行く人間的な街並みに配され、排除される刹那たな労りを放つ言葉は乖離して行く。アニマは、対立するジェンダーを自発的に取り除き、難しい自らから散逸して行き、汲み取るパトスは全域に放たれ、一切を喪失して行き、抵抗していく前衛的な主観は、果たされる義務により淘汰され、瞬時に差異を巻き込み、互いの評価に濫立し、乱舞する観念は、証拠も残さず、痕跡も無く次元に消化され、食い尽くされた後から気配は断続し、場面を旋回しながら、咀嚼する原理に緩和せずに、相続する権威を牽引するだけの能力を、単に行き違う教育に当てこすり、時間を無駄に過ごしながら、勉学を履き違え、果たす事だけに蛇行する教育などに、なんの正しさも、判断も、認識も無く、善悪に来すイメージから反乱していくプリミティブな革命が、猥雑に権利を叫び、反体制側に半径をすなどり、惰性な記憶に腰掛け、蝉蛻する隙間から、民族的な民話と神話を織り交ぜ、清め祓いや、罪と罰で統治し、保管し、保存してきた秘密裏にきらめく工作的な安易さに反抗心は生まれ、アナーキーに孕んだ間から、乾き切った現代に惰性な私欲を結び、アトムがアニミズムを食し、宇宙的な理を伝える電子化した未来がアノミーを生み出し、内戦に至り、戦争へ、と拡大していく内心的な攪拌が、精神的に瓦解し、シンクロする信仰心が、エンドルフィンを生み出し、麻痺した鈍麻な感性を鎮痛させる頃には、愚鈍な脳内からは、緩慢なノルアドレナリンが操作し、相互する怒りや不安に無神経になりながら、憂鬱へ、と移民化する思念が疑念を排出し、貸与している身体から懸け離れ、断崖に立ち尽くす悲しみも、去り行くままに揉まれ、謳歌する間に堕落するマニュアル化した正義は、自らの悪意で滅びる的な倫理的な神話を吐き出すイコールでしかない暗鬱な自己の内側から、カタストロフや、悲劇が連綿たる様相に弛みながら、偶像や、空疎な空腹に副作用を感じながら、がんじがらめに厭う思念を移行し続け、流浪する暗澹とした思念に心情は剥離し、退廃していくだけに至る。