昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-06-17から1日間の記事一覧

誰かの身体

つながれた二人は、ただ愛し合うための紊乱さを敷衍させ、果てない愛にくたばる。ただれた誰かの身体をかかえ、フラクタルなものすら汚穢に感じるような現代的なものを移流させ、混同していくだけの意識が短絡的なマントラをうながし、完成形を歌う雨にぬれ…

名を捨てた後に咲くあなた

感謝も懺悔もなく通り過ぎる、 ただそれだけのことを許せずに、 無数の思念がかかえた 意識的な犠牲から 孕んだ懶惰なことばが 機械的なかじかんだエゴをむさぼり、 魯鈍な思念が打ち出す疲憊したこころが むしばむ浪費的な時間から出られずに、 堕落するの…

清潔感すらも不潔

リズムをきざむコウモリたち、 緩衝する狭間で、 倦怠感をかかえた老夫婦や、 複雑な正論をかかえ、 今を成立させようとするほどに 激化していく暴力的な雨に 傘は要らず、 必勝法すらも要らず、 徒に処理される些細な出来事の中での 木偶の坊として、 出来…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 闘争とは、統合されるためでもなく、でたらめに別離し、弁解を求めずに、情報を泳ぎながら、様々な思念が打ち出すもののからも逃れ、いのちを乾かさずに、加算されるものが罪でぬらしても尚、逃げ切る美しさや、駆逐されても尚、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 意識の奴隷としてカットアップされていく現在に起爆していくことばが、応用を続け、あらゆるものを横領しながら、完全性を用いるほどに、惰性な仕組みの既製品のようだねと屈折した君が淵源に潜む悪意をこっそりと盗み取る間にも…