昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。


たちまちに鼻先をくすぐる春がグルグルめぐり、偶像的な思念を月夜に重ねる呪詛鳴り響く官能的な夜に不潔な信仰心がうるさいから、わたしは耳を塞ぎ、デーモンたちの歌を阻害するような悲鳴なびく因果に規律すら要らないから、正す必要も無く、単調な正義を謳うメリーゴーランドに乗りながら、スモーキーな夜に歪み沈む、まる