昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

歩む意味も退屈

崇める夏もふしだらに終わり、
なだらかな不死身の道をたどり、
俯瞰を化膿させる太陽から逃れ、
願いにふさぎ込む下界などに
セレナーデを弾き鳴らし、
あてもなく落ち度もなく、
癒えた今に奈落もなく、
凍てつく今に意味すらいらない。