昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

春の闇

歩く音だけが、
魯鈍な春の夜に
嘆いているよう、だ。

ただ歩くだけに
デカダンな酒飲みたちは、
回収されるだけの
真偽を歌い、
保つべき愛などに、
嘆き苦しんでいるし、
ただ悲しむほどに、
応用される答えに関し、
あたかも、自ら受け取るものこそが、
正しいもののように
扱われる事に反さぬから、
その場で苦しむだけに至るの、だ。