2016-05-08 春の闇 歩く音だけが、 魯鈍な春の夜に 嘆いているよう、だ。 ただ歩くだけに デカダンな酒飲みたちは、 回収されるだけの 真偽を歌い、 保つべき愛などに、 嘆き苦しんでいるし、 ただ悲しむほどに、 応用される答えに関し、 あたかも、自ら受け取るものこそが、 正しいもののように 扱われる事に反さぬから、 その場で苦しむだけに至るの、だ。