昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

核となるもの


 緩慢に作用する君との合間にひろげられる散漫な愛に攪拌され、確かさはいずれ、足枷に変わるのであり、ありのままであるほどに増していく苦痛や、通過していくほどに痛感していくものが今を苦しめるのです、と途端に複製されるためのためらいから、濫觴していくものを踏みしめずに、負担に感じるだけの過去を背負い続ける儀式的な現れや、そこで余るものが、あいまいに示唆し、批判的に捉えられるだけの現在に原理的なものが理性を謳いながら、早熟な今に先々は裂けて、鮮明なものすら失われるだけに至る現在になあなあになるものが確執を生み出し、各地に偽装されたものを配りながら、空疎な自分を責めるための大義から、全体性を歌い上げる体制的な固結から、窮屈に感じるほどに、簡易なものが崇められ、途端に神とは崇められるための退廃的な形として、確立を生むだけの確実性すらもないようなものを強請るだけの祈祷から、透過できずに、吐血を繰り返し、革命を歌う母と、短絡的な同期を繰り返すための機械的な父の子として、枢要なものを放棄した途端に解放をたゆたうようなビートを奔走し、喪失感をゆだねる価値からのカタトニーから、連動していくもののカタストロフを謳う退嬰的な故に用いられる死との対立を続けるゆがんだ価値が求める消費から、貧寒なものが謳う価値が培うものこそが、姑息な栄養により、自らを退廃的な者に育てるような惰性な生産から、馬鹿は愛せるが、軽率な者は愛せないのが真実であり、本質をゆがませるまでにエゴイズムを加速させ、自己愛だけに生きるような難渋な言葉に寄り添うカタストロフの子供がかかえた孤独から、感応する者も、いずれかは飼い慣らされる結末に浸るのであり、輪唱する真実も、真理を率いては、自らを正しくつかまつるための永劫をかかげ、感染症に苦しむ女神や、月経を終わりにリズミカルに呪う君の角膜に補足されるための悪意につかさどる紙幣的な悪魔から、緩慢な理念を措置するものに介在するほどに罪深さを謳うだけの疑念から、期待感を孕ませるほどに、日々魯鈍になるような裏切りの十字路を歩く君の機嫌を損なわせるための呪いのハーモニーが響き、いびつな相違から、感傷的な論理に凝り固まるだけの意味に同一化を求めるほどに、道理とは、理性を失い、自らを保つために、何かを破壊するための基礎を用い、ルールでしばるほどに、しばられる者はしばらくの苦痛に耐えかねずに猛々しく妄想的に吠えるのであり、慢性的な痛みをなびかせる段落から、緩和できずに、生じる由縁に重なる苦痛こそが至福なのだ、と謳うような奴隷的な主義から、偽装される神話によるしわよせを受ける夜に嬲られるための価値観を地殻変動させるために、我らは、普通こそを捕殺するのだ、と権力が語るころには、言葉すらもまぼろしになり、存在などは、存在しないための存在として、次々に塗り替えられ、同じような価値の中で須要さを用いるための存在として、機械的に厭うための反証的な機械として、自らの落ち度だけを仮想するための茫洋たる由縁の差異の裁くで漠然と裁かれるための存在として、与えられた場所でしか機能しないようなデカダンな者が育てるものが、惰性に導くことで、宗教的な保身が生み出す空疎な実験台として措置されるための存在として、ぞんざいな自己を嫌悪するための倦厭するだけに至らせるための平和を装い、気概が乏しく失望を繰り返すだけの貨車が回り、加算される原理ににじむ制圧的な夜に迫る余波から、混同していくものとの同化を終え、あたかも同じような苦しみを複製しているのだ、と語るような輩が用いる時間から放たれ、空間に等差を用いるよりも、原因に硬化するだけに至らせるような過去にとどまり、現実を透過できずに、未来へと急ぐほどに迫る空しさの孤児としてさまよう原理的な余罪を重ねるような宗教的な汚染から放たれるべく、自らが与える力だけに影響を受け、用いられる教唆に耳を貸さず、懐疑的なほどにほどけていく時空との緩衝から、昇華され続ける思いが創造的に昇り続ける辺りに短絡的な動機を謳うだけの緩慢な作用に屠られる前に、報じられるものから離れ、自らに帰還し、関するほどに感覚とは鈍るから、確かさを謳うものほど怪しむべく、弁解を続けるだけの惰性な誠実さに実証されるものが運び出す空しさが信用を用い、要するものを謳うほどに、健気さを武器に不器用な現時点を裁くための正解を構築する以前に、善悪などにふさぎ込むだけの感覚を裏切る。