伝説を語り合う夜も終わり、よりを戻す彼女たちの週末にからまる愛がほのかに香り、やぶれた恋たちがかたまり、簡単に処理される思いは、存在に善悪を突きつけ、何もかもを盗み去り、支え合う者が突きつける同情こそが、姑息であり、残酷なものを用い、退廃的な動機を結び、枢要なものを喪失し、散漫な儀式を重ねる。
トレンドとは分裂し、新たな標的を求め、絶えず闘争を続ける。心身をも傷つけるような、冷たい風を一斉に浴び、あらゆる論理を超越する。冷たい時にヒットするような愛を包括し、妨げられぬように、互いを抱き寄せる先に見つめる風景は、恒久的な恋の予感の最中で、永遠性を保つ疎外感を蓄えては、少しでも孤独を癒すような卑しさも、風流なものである。
悪魔どもの心音が地響きように聞こえる。呼吸を忘れた動植物たちは、何かと形状を似せるために駆け巡り、不順な歌い上げる瞬間に道理とは、みちびかれる者をみちびきだすことにより、何かと同化し、自らの罪をごまかす。滑落していくイメージを追いかける墜落的な労働から、堂々巡りの日々を追いかけることに夢中で、何を求めさまようのかも忘れていくことに追従するほどに、何かを羨み、何かを恨むことに必死なのだ、と性善説をかかげ、栄枯盛衰を高らかと語る罪深い者どもの理屈が、いくつもの道筋をせき止め、そこで悔い躙るためだけに必死に対象とする者を虐め尽くすことで、自らの罪を解消するのです、と宗教的な専横から、ロジカルなものすら配膳されるものを確かに貪るための認識だけを深める者ほど自らの罪をかかげ、何かを裁くことで、自らの罪のいじらしさに気付かずに、何かを裁くことでおぼえた快楽に何度も達するための自慰行為に耽るだけに生かされている、というウイルス的な言葉から、騙られるものにエモーションすらも無く、そこでスラスラと軽口をたたくことに懐疑的では無く、ただ騙られるものを上手に聞き取ることで、何か自らを満足に至らせるためのハッキングを行うだけの自堕落な天使どもがフラクタルなものを裁く間に、結末とは、騙られる者により結合され、そのまま騙され、矛盾を知りつつ、その不実や不正に耐えては、自らを高めるのだ、と語るような者に高尚すらも無く、ただ自演的に引きずる高みなどは、その場での価値から突きぬけることもできずに、おぼえたばかりの弁証法により、よりよい価値を引き出すほどに卑近なものに確かさを奪われ、その確かさが足枷に変わる、という矛盾に耐えかねずに、退廃的な呪詛を続け、自らのルサンチマンを解消するために、昇華しきれぬ思いが暗闇に媒体し、互いをとがめるための履歴が用いるものに寄りかかる。統合されるための幼稚なほほえみが殺戮を重ね、舞台を転化させるために手懐けられた役者たる自己を疎外へと至らせるような偏執から、瀕死の状態で見つかる裁かれるための利己的な舞台から飛躍できずに、いじらしい自己を疎外するための世界を形成し、そこで軋轢を生み出すための裁きを加え続け、与えられる罰により、増していく快楽がフラクタルなものを見つけ、そこで見積もられるものだけが、自らの味方のように感じるほどに、正義とは厚かましく単一なものでも無く、どこを掘り下げても、根源には、焦げ付くような悪意が備わり、自らを罪に中庸を用いるほどに、弁証法により疎外される意思は、いびつでいじらしいものを形成し、形骸化していく意識は、陰鬱な唱道を重ね、満足を求めるほどに加速していく不安に踏みつけられ、恐怖をまき散らすための儀式を加速させ、懐疑的な保身が生み出す正義が枷に変わり、世界を狭め、用いられるだけの国家とは、後悔を処刑するための形の無い残酷さだけを捻出するための機械として現れるために表され、そこで評議されるものなどは、正しさを持ち寄るほどに残酷な光景だけを断続させ、何かを斡旋し、引き裂くために取り込む意識とは、儀式的な収斂により、意識は中央集権し、犠牲的な観念を形成し、自らを普遍性に閉じ込め、取り込まれるままに、統合されるよろこびを器官にまで埋め込むような教育から、詰め込まれた概念とは、そうであるものを、そうであるかのように示すための呪詛を重ね、そこで正しいものだ、と認識するものなどは、そこでの正しさを正しくするための機関として現れる限りに、権力を用い、自らに帰するべき力も、何かに汎用されるために、同等の価値を謳うほどに離れ合う平等は、互いの違いを認め合えずに、何かを恨むことだけが、正しいことなのだ、というニヒリズムとルサンチマンを引きずったに満たない継続である歴史をこらえているのにも我慢の限界であるし、そこで緩慢に作用する位置から生み出される力とは、意志からの力では無く、ただ与えられた力に関するための力を認識しているだけに満たず、そこで満ち足り無いから、と機械的に踏みにじる先々ににじみ出る悪意だけが、延々と継続されているのだ、と語るような性悪説から、鈍磨で鈍感で貪婪な者を生み出すだけに満たない思想などが、今を邪推し、すべては悪であり、すべては、破壊すべきである、とうながすような快楽的なペシミズムがペインを感じずに、自らの悪意だけをフォースに変え、倦怠感をかき消すための快楽的な破壊を勧め、荒んだ位置から吐き出される階差から、等差を生み出すための理屈が経路を踏みにじり、何かを破壊するための純粋さだけを崇めてきただけに満たない汚い価値すべてを抹消するためだけに生きる。