昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

つたないもの

がび臭い思い出に密集するものの
密度を測り続けるきみは、
だれかのしあわせとの
距離を埋められずに、
苦しむことだけが、
ここでのしあわせをみちびきだすの、と
くるしむことを演じるほどに、
だんだんと増える苦しみに屈従し続ける。