昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

顕示欲

強迫的な思いに攻め入られ、
生命的な正しさを見失い、
未熟な動機をすなどり、
誘致される思いが
たずさえる猶予や、
そこかしこでふれあう動機が、
愛することを学び、
自らの正しさすらも捨て、
誰かを愛し、
司るものや、
そこで失われるままに転じる。

すべてはゆがんだ罪の名であると謳う
敵愾心が生んだ罪深い壊疽から
還元されるための罪を復古させるための
理想論的な屈従により、
ゆがんだ罪が形成する意味を跋扈させ、
狭量な者が変換した儀式的なプロセスを経過し、
軽薄な論理を形成し、
ゆだねられる意味と、
そこかしこにたまる死から抜け出すために、
退廃的なものに磔にされ、
自らを統合させるための
正しさを独善的な手法により、
カルト的な神格化に移行し、
加算される原理から、
課せられる罪へと細分化され続ける意識的な死へと磔にされ、
屈従し続ける意識は、
陰鬱なものをかかえ、
自らを闇へと引き込み、
自らを悲観するための機械として、
感情を摩擦しながら、
慢性的な痛みをかかえ、
デカダンスへといたりながら、
貧寒な理想から、
還元されるだけの罪から、
緻密な意味を引き取り、
悲観するだけに終えるような生命の原理をたずさえ、
あたかも正しいような顔をして、
平気におとしいれることを悪と認識しないで、
裁くほどに増していく快楽だけが、
正義だと誤認し、
自らを神として崇めるために、
神とは利用され、
理知すらもなく、
理解することすらもできない
愚かさにより、
過信するだけにいたるような
正義などは見るに堪えぬものであり、
あらゆる意味を罪に書き換え、
自らこそが法の番人であると
欠如した思いに結実していくものの実体すらつかめずに、
ただ正しいとされるものを崇め、
自らの罪の意識は倒置するために、
絶えず誰かの罪を利用し、
自らの罪を昇華させるために
他人の罪を利用する。

あらゆる顕示欲の虜になった
孤独な子供たちのワルツから、
配備される間に補完される愛も、
いつしか不潔になり、
まじわるほどに、
悪臭を放つようになり、
なつかしむほどに、
染みいる悪意から逃れられずに、
自らを正すための価値だけが、
貧寒さを加速させる。