昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

深く

どの愛も似たようなもので、どの愛も、どこか違い、つたなくもなびく愛は従順であり、はしたないものかと。じっくり、ゆっくりと。夜も深くなるにつれ、その愛は、不安を払いのけ、確かな愛だけを実際に宿す君の罪は、チクチク痛く、苦しむ隙間もなく、色彩も不確かで、そこには模様すらなく、するどく突き刺さる痛みは、異物感を有さず、許しを乞うこともなく、言葉もなく、語りかける意味も無意味に終わり、汚穢が降る夜は、君を冷たくさせるだろうし、惰性な日々に別れを告げ、つたない動機は、幼気な君は生きるほどに加速する罪が緻密な痛みを派生させ、性差や、性善説や、性悪説などをうながして、陰鬱な衝動を今に巻き込み、気だるい闘いが始まり、はびこる痛みは生じる愛に不安を与え、数十億年も前から盛り込まれた愛を不潔なものに変え、物々しい雰囲気は、自らの域から出られずに、手招きする思いは、自慢げであり、懺悔を繰り返し、利子や利息やらが迫り、兌換され続けるほどに、産業的なものものから超越できずに、でたらめに進む私は、先々で愛をすすり、つづることで、制限を持たずにもたらされるものに反し、関するあいだに生まれる意味の配下として生きずに、言い訳すらせずに、制限されるものからの逸脱を続ける。愛のアトリエでは、シュールレアリズム的なものを模倣した偽物の絵画を書き散らし、ラストシーンに断続する不思議な所以や、指先から現れる星の思い出に手懐けられずに、乱立する風景にとどまらずに、貪婪な面影に飛翔する物事のことごとくに統合されずに、なにが正常を語り、だれが異常を語るかを理解すべきであり、それが知恵を確かなものに変えるのである。