昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

アンニュイな波形

すべては遠い昔のことのように思えて、飢えた体は、反転する自由の中で骸と化して、改ざんされる悪意が惚れた腫れたとうるさく募る疎ましい世界とは、狭い価値の中でしか回転しないから、リリシズムもなく、澄ました顔で理論が云々と、空想混じりのクソを吐き出すから、リアリズムもなければ、シンパシーも感じられずに、飯の写真ばっかり撮って空白を埋めるような連中が、しどろもどろになりながら、戻れない過去で奴隷と化して、盛り上がらない夢の中で現実主義者のように振る舞い、ロマンスのかけらもなくて、吐瀉と吐血を繰り返しながら、手当がどうとか、どうでも良い道徳なんかを嬉々として読み上げてるのが、薄気味悪いし、世界なんてものは、ラブソングを忘れているから、いつまでたっても欲でしか回転しないから、自らに枷を嵌め、自らが生み出した世界性により苦しむのであるし、困窮していく意識はチアノーゼにいたり、ひたる痛みが銀河を引き連れ、つぐないだとか、罪や罰をうたうころには、やばい奴らみたいに目を真っ赤にして、間違いを罵倒して、自分こそが正義みたいな顔して、同一化をもとめて、持て余した暇を憎悪で埋め、何かを奪うために、あるいは役割すらないから、恨むことでしか、感情の行き場がないのとか泣いても無駄であるし、何かを恨んでいる時点で、自らを恨んでいるだけにすぎず、つくづくにせまるニセモノの価値は、買い取れる分だけ買い取られているようで、ほんとうは何も買えないことは知っているのに、満足しているフリなんて馬鹿げてるの、だ。