昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

寒そうな肌

標準的な世界の終わりがささやかな幸せをも駆逐する。悪夢に苦しむ私の疎外感なんてものが、今を支配するだけの退屈な互換性が感性を奪うような退屈な論理が帰巣する曖昧な日々に付着する相違や同意とすれ違い、つたない一生が補完するものにより保守的になるから退屈になるのではなく、はじめから生きるというのは暇つぶしの連続など、と言い放つ暇すらもないから、暇をつぶすような生き方などは、はなからするつもりもないし、教育なんざ、はなから信用すらしていなかったから、幼いころから自らの理想を思想に変え、自らの死を乗り越え書き換えるために哲学を加速させ、自らの粒子を信用しているが故に物理学的な狂騒が打ち出す詩的な教祖が支配する宇宙からも逸脱するのが私であるし、誰も信用してないし、私自身を過信するつもりもないし、自身を信用などせずに、自らをも次々と乗り越えるからこそ、この命とは気ままな取引に応じ、命を賭し、不確かな今に憐憫なんかはいらないから、徒らに課せられた罪に騙される前に、自らをも飛び越えて、当たり散らすだけの貪婪な伴侶から逃げ出し、つたない永遠が廃絶した所以を次々と簡単に飛び越える先々では切り刻まれた世界がまざまざと見えつける記憶的なものに臆するだけの未来が、機械的な今朝に磔にされたろくでもない日々を枷に変えるだけの未熟な世界が真理なんかを謳い、今にも意思を束縛し、この世界にそぐうものとして屈従させられるだけの今から超越し、ためらいもなく、ここで貰い受けた義務などの犠牲にならず、内面性に孕んだ愛がぬるりとするほどに、この命は薄気味悪いものやな支配されるから、些細なしあわせなどは不必要であるし、そこでささやかれているしあわせなどは、所詮は疎ましいものであるし、意思を束縛し、身動きを取られなくするための虚偽であるし、与えられたしあわせなどは、ただ支配的であるし、そこで拘束された命は値段なんかを与えられて、そこで飼いならされては、なにかを崇めることでしか、自らの価値すら見出せないまま、だ。