昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

結末にからまるもの

犠牲的な伴侶たち、あらがう精神は、批判的な死から抜け出して、いびつな生を崇めては、永遠的な制度に付着する愛に似たようなものを愛するが故に、自らを苦しめるだけに至るのであり、堕落する精神は、ノマドとして生きられずに、定着して、時間に磔になりながらも、付着する苦しみに反して、耐えることを諦めぬから、ぬくぬくとした苦しみに乖離していく意識は、何かに囚われ続け、自らを憎みながら、長々と迫る苦しみを加配し、退廃的な意識は儀式的な苦しみを加速させ、懐疑的な日常は絶えず闘争を生み、統制するために踏み台にされる者たちの対価や、互いを苦しめるための制度により、ためらわずに苦しめられ続けることから、混沌としていく意識は今から逸脱できずに、出来合いのものを崇めることにより、正常であるかのように示されるものの異常さに気づかぬ限りは、愛により苦しみ、今から逸脱できずに、誰かが信じるもの、つまりは物や意味や位置を崇めるがあまりに、この命は刹那にからまり、自らの苦しみばかりを加速させては、些細な苦しみにより、憎しみばかりを加速させる。あの人たちは、自分たちの正義を盾にして、誰かの聖域を再起動し、自らの正義を復元するために、誰かの正義を踏みにじることには、なんの抵抗もなく、正義を用い、貫くかぎりは、正義とは書き換えられ、今に機械的ルサンチマンにより、憎しみを枷に変え、加算される憎しみは正義を加速させ、今にも正義は憎しみの道具にだけ変わり、偶像ばかりを増幅させ、自分以外のものすべてを道具に変えて、すべてを駆逐していく。