昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

たとえば君が必要があるが故の苦しみ

お前が必要だとか、お前以外必要あるかとか、簡単に消費されるような、愛の格言なんか、必要あるか。何かを選りすぐった言葉よりも、お前の心をもとろもに奪い、徹底して破壊する何かになりなくて、それを二人で、必死に直したくても尚、側には誰もいなくて、自らを破壊するだけの何かになる。似つかないものを愛したが故の過ちの中で、あまりあるものが求めるが故に、自らを破壊するだけに終える。