昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

狂った理想

若者は行く場所を求め彷徨う。泡沫に沈む筋書き、汚い過去の容姿や、傷口を歌う羽虫、希望に錯乱するフルーツたちや、互い違いになるほどに、この命はほつれてくのだと、彼女の白い肌が羅針盤で、現れるすべてが幻であり、妥当なものに攻め入られ、生命に制限を生み、運命を奪うだけだとしても、この命はだれのものでもないし、堕落するわけにはいかないから、徒らに表され、あらゆる弊害を含んだ複雑で幼稚な感応から、干渉するすべては、卑屈な理屈や、ルールに縛られては、誰かを恨むだけであり、大衆の悪趣味な欺瞞やらが加速して、この宇宙の広がりが増していくらしいと、訝るだけの学者どもは、学説を踏み絵にしながら、傾倒するほどに、啓蒙とは失われた、偏った理想は、思想自体を捻じ曲げながら、悪意は肥大化し、悲観するだけの理想は、自らを正すと言うほどに、理想からは遠ざかり、理性は損なわれ、欲のままに、行進するのが、我々の定めであり、愚かなのを知った上で、生き続けるのであり、そこに生み出される制限に支配されればされるほどに、反発とは生まれ、途絶えることなく、理も遥か幼稚なギミックを含んで、憤懣を溜め込みながら、互い違いになる思いは競うことにより、理想からは離れ、放たれる思いは硬質な理想を打ち立て、飢渇していくだけの運命は、惰性な生活に活路を求め、ただ生き続けるほどに偏執していく理想は、理性を損ない、長じる所以は誘導されるだけに至り、痛みにひたるだけの君の起源やらにからまる退屈な郵送から、乾いた季節に捕食される理想は、生じるものに邪魔され、自らを見直すこともできずに、デカダンにひたり、被害者意識を加速させ、生きること自体を枷に感じ、かかずらうだけの運命は、その場で燃え尽き、どこに行き着くわけでもなく、あらゆる苦しみを加速させるからねと辞書には書いてあり、べとつく議題が孕む真実などに刃向かうべきであり、あらゆる根元に対して攻撃的であるべきなのに、尊さを感じた途端に対価は生まれ、命は価値として支配される。