昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

厳選

さもしい夕餉、心理的な汚穢が敷衍し、普遍的な偽善から毒性の真因にまたたく星がくたびれ、裏切られる主観に補完される苦痛などは、今にも消費され、自らの未熟さを回避しながら、ねころぶ悠遠に肥大化していくよろこびが、ねんごろになりながら、長い孤独も終わり、呼吸もととのい、遠のく意識が季節を抱きしめ、もうひとりではないからと、解放されるとは、至極簡単なことであり、空虚さに敷衍していく動機が動乱を迎え、形跡をふみにじる生活なんかを逍遥し、窮屈な理屈を飛び越え、恒久的に移送される今が、ここにとどまることはないのだと、惰性にからまる要因から因果を超出し、均等なものなどないからと、緩衝する思いが淘汰する瞬間に傀儡になるだけの人々が、帰巣するための競争が生み出す卑屈さや、最たるものもなく、無くしたものを探すだけの不自然な人々が普及させるものが更地にするだけの道理から放たれ、アクセスするほどに窮屈になるだけの堕落した主観から放たれ、はびこる悪意を波及させるバビロンから離れ、なあなあになるだけの世界から飛び立つ。