昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

縁取る

機械的な街は饐えた香りを放ち、帰り道を失った彼女たちの故郷は潰え、懐疑的な日々をニヒリズムに書き換え、着替えるだけの毎日に保たれる不純な位置なんかに気配はなくなり、喪失感を委ねる立体的な虚空から発せられるエモーションが焦熱し、今にぬいつけられるノスタルジックな思いが消滅し、大胆に時間をロストしては、離別する今に瞬く一切が、いびつに混ざり合い、愛された記憶なんかをまさぐりながら、長いだけの日々は、一過性のものを巻き込み、実際は大切ですらないものを、あたかも愛しているかのように表現して、限界を生み出すだけの今に欺瞞を生み出し、奪い合うだけの思いに倒錯しながら、錯雑としていくシーンに毀れる思いが、朧気な残像を残し、計画を立てるだけの、打算的で堕落した思いが、発火を繰り返しては今にも消滅していく。縁取る思い出に、高鳴る過去、コアはあっさり割れて、展開していく思いを横暴にまさぐり、偶像をたずさえ、惨憺たる思いが利己的に加速し、感染していく思いは、高揚感を破棄して、画期的に道理を加工して、緻密に作られた加算されだけの、貪婪な容器に入れられるだけの、露骨な修繕から、終焉へと巻き込まれていく理由が、理屈を用いては、今を卑屈に消費していく。偏見と苦難の街、いろどりもなく、むなしく老化していく君たちの盗用した真理により、新たな心因性を生み出し、うたわれる罪により、新たな病は形成されて、今に苦しみを生み出していき、逸脱する心理は、散漫な施設の中で、定期的な苦しみを利用しては、次なる苦しみを自ら作り上げ、あがなう先であらがうことすらできずに、罪をあがめ、誰かを陥れることに、幸福を見出しては、見くびる今に死に行く過程は、回線を混濁させ、昏倒していき、異物感に苦しむかぎりは、限りない苦しみにより、摩耗していく精神は、簡単にちぎれるわけではなく、どんな状態や状況でも、簡単にちぎれてしまうのだ。