昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

いっしょに歩こう

蒸し暑く気だるい初夏を超えて、曙光すら現れないと、梅雨空に嘆きをかける君の初動により、世界は技術的なものの進歩をめざすことを知らない君は、依然として悲観的であるし、泣き叫ぶ秋や冬に抵抗することに恐れをなしているから、流されるままに、受け取る価値を崇めることで、なんか正しいことでもしているフリが上手になって、担う意味も、似合わぬ価値も、賑やかなだけの打算的な街で拡散され、攪拌されるものに遮られる意思は裏切りを生み出し、根絶やしにされた意識は混同するものと同化することで、意識的なものは、存在することにこじれては、いじけている君が摩耗され、まやかしを愛し、傲慢な神として、取り囲まれる意識は、鳥かごの中でバタつき、世界を憎むことでしか、自らを認識できずに、ズキズキと痛む精神は敬神なんかにひたりながら、自らを信じられないから、誰かを陥れては、良い気になっているらしく、見透かされる思いも退行し、荒廃し続ける思いも高揚できずに、でたらめに崇められる君が改ざんするものを、あたかも正しいもののように、独善的で、再利用され続ける神をねつ造する人々の傲慢が溜め込んだ浮腫んだ感情なんかが、進路を狭め、誰かが進むことを拒否し、否定的であり、無知であるが故に無意識のうちに邪魔するような輩を飛び越えて、生きようとして、ただひたすらに超越するから、私と共に歩こう。