昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

世界の始まり

もうウンザリだと投げかける空も黒々とている。システマチックな街で、ちまちまと食べられていくだけの観念が、トラウマなんかを膨張させ、マントラなんかを唱え続ける先々で反響するものが、擦り寄る価値なんかを否定して、真理に基づいたエゴなんかを超越し、自分の位置に帰り着くあたりから乖離して、理解なんかに至らずに、私怨なんかを歌い上げ、膨張する宇宙なんかに囚われているから、君は未だ身体を引きずるばかりであると、物質的な猶予に補完される満足なんかの虜になり、その場で依存するほどに、損得や尊厳なんかを謳いながら、断裂していく現在との別れを強調し、もうなにも恐れるに値せず、大したものなどはなく、相対するほどに、怠惰になる観念は、還元されることばかりを求め、言葉に騙され、その場で隷属するほどに、安い賃金で、閉鎖的に生きては、計算し、あるいは価値を押し付けられ、その場で苦しむことが美化され、なにかを買わせるための宣伝が迫り、狭い価値の中で、税を押し付けられ、経済のための犠牲を生むために、絶えず犠牲を孕んでいくのだと、妥当な位置に染み入る苦しみを利用し、覚醒へと誘うこともできないように手なずけられた理想とは、理性を失い、暴力的な支配を受け入れて、独善的な規律が遡及するものを受け入れ続ける先に押し売りされるものにより、借金を背負わされ、釈明を求めるばかりの、マイノリティーな答えが利己的に孕む批判的で、ルサンチマンな記号により、より硬化していくだけの精神は、成否を求めるがあまりに、あまりあるものを漁るような権利を謳い、権力を嫌うが故に、自らの権利を謳い、権力を拡大させ、次なる支配を自らが生み出すような結果をないがしろにして、刷新されるべき今も肥満化し、批判するほどに、利用されるだけに至ることから逃れ、偏りを示すための思想が法を持ち、保つことを覚えたあたりあら、すべては狡猾になり、求めるほどに枯渇していく思いに老いていく。自らの苦悩を処理していくだけの進路を決めるのが、セオリーとして崇められるような資本主義的な衆愚として、あらゆる悲劇を加工する偏りを謳う左翼的な馴れ合いから放たれ、無知でいて、ごまかし続ける合間に茶化し、超克するために無邪気なままで、無産であろうが、そのままで、とりとめのない日々にまとまらぬままで、隈なく注がれる理想を疑い、自分なんか信じなくとも、誰もなにも考えてはいないし、考えていたとて、わかるはずもない、和解できるわけもないし、甲斐甲斐しく、お世話になりましたとか、良い気になって言い放つよりも、より良いものすら、すぐさま廃れるばかりだから、まかり通るものなどは、所詮は借りたものであるし、誰もが返しもしないから、勝手気ままに歩くんだ。