昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

共栄共存の彼方

どろんと溶け合いながら、どこまでも浸透し、誰にもなつかなくて、似つかないように、世界を躱しながら、どこに行き着くでもなく、深く、より深くへと浸透する愛は、不純なものを持たず、何かを待つこともなく、もたらされた矜持を捨て、未熟なままに攻略する日々ですと、君と意味の間が狭まり、今に背反し、破壊的な君が示すものから放たれ、はびこる悪意に反し、簡易な動機に離れ、数限りない空白を埋めるための、思慮深い憂鬱の跛行や、恒常的な恋によって描かれた粉末状の手紙が、打ち出す快楽的な文字により、昇華される日々は、徒らに消費され続けては、つたない苦しみを繰り返すらしく、濫觴したものに引きずられ、卑賤な者であるために、多面性を捨て、他者が示すものだけを、あたかも正しいものの利用するだけの、陳腐な午後に枯渇していく精神は、信じるものを求めるばかりで、自らを信じることもできずに、デタラメに吐き出される打算的な言葉から、換算され、参画される原理によって、離れ離れになった私たちは、嫌いになるための原料を集めることに必死で、愛することを始めないから、はびこる悪意に屈折していくわけであって、そこで、わけへだてられ、世間体や、世界性や、体裁上のことばかりが、言葉狩りをし、言霊をうばい、ことごとくを処刑し、初期化することをカタルシスだと呼ぶから、余分な物や、有する物に揺動され、絶え間ない欲と罪と妻と母などを天秤にかけ、シンプルなエゴが迎合する真理などを崇め、限界やなんだと、やかましく数理のための、降霊術やなんだと、アニミズムの奴隷として、すべての信仰の豚として、食われるために太らされるのか?と離反する半径から、謀反するまでの虚偽の境目に吹く風は気色悪く、怪訝な雰囲気をかもしだす中で、破壊された運命などがひしめく最中に、体制をもうちくだき、すべてを無視する。