昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

茫漠たる夢

お前の言葉と音で純粋に散り行く落伍者として、システマチックな所以に化膿し、肥大化した意識を切り捨て、涅槃で伴侶を見繕いながら、怒りを敷衍させる。荘厳な結末を追い続けるだけの惰性な日々に絡まる末路、あらゆる制限から飛び出し、打算的な回路から抜け出して、健気な愛を知るための奇跡をこぼす、神に似たようなもの、モラルなんてものは存在すらせず、設置された罪を崇めるだけに至る苦しみを加速させ、意思を足枷に変え、世界に罰を与えるためにためらいもなく嘘をつくような連中が示唆する支配的な言葉が降り注ぎ、無秩序に生えた意味が今を縛りつけ、あたかも正解を即座に生み出し、奪い合う隙間から、争う時折に生まれる物語が加工され、美化されるために生まれた惰性な慈しみから、いぶかる先に現れる混沌や、搾取されるために産まれた子供たちに強制的に覚えさせる貪婪で鈍磨な教育が打ち出す、奴隷的な普遍性、あらゆる悲劇の模様を抱えては、利用し利用されるだけの人々が語る本質なんてものは、混沌に覆われ、罪を枷に変えるための布教活動が続けられる。結合を続ける退屈な因子が憎しみを培養させ、新たな憎しみを次々と生み出していく辺りから不平不満が生まれ、奪い合うための大義名分などがなぞる月日に悲観的な教祖を迎えて、はびこる悪意に憚るだけの歪な日々の中で収斂されるものがチグハグになりながら、濫觴したものを踏み潰す怪物たる自己を手懐けることもできずに、誰かや何かを傷つけてばかりいるような官僚的な管理下に置かれて、理解することすらもできないのに、不具合や、不条理なものを信じ込まされている間に堕落する精神が不安を感じさせられ、身動きも取られなくなった間に懐かしんだり、心理学が謳うものを蔑み、ただ促されるままに、うなだれたり、誰かを信用したりするのが耐え難いから、対価なんてクソ喰らえと、くたばるだけのこの命だ、あらゆる変化も受け取り、受け入れることもできずに、出来合いのものを信用したりする間に、歪な信念は偏り続け、横柄な支配から抜け出せずに、誰かの思うままに利用され、理由すらもわからずに、関わるほどに自らの意思は損なうだけに至る。