くたびれた季節をむさぼる余韻から抜き取る言葉が敷衍して、同じ悲しみを引き継ぐだけの関連性から放たれて、はびこる悪意が貧寒なものを紡ぎ、あたかも愛があるかのように謳う悪魔たちの群れが報いを求め、罪や罰を用いて、幼稚なギミックをたずさえ、自らを正すための正当性が補完する正しさなどが示唆する支配に擦り寄らず、濫觴するものにすら反し、静謐な言葉が保つ艶麗な時にひずむ一切がきらびやかにまばらな対象を駆逐し、心酔する先々では、快楽的な奴隷と、それを批判する思想とが対立を続け、量子的な観念が打ち出した、この広いだけの空間では、カタストロフが押し寄せ、長大な思念が延々と吐き出す終わりのない暗黒物質や、悪政な謳うしあわせなどを批判する者たちとのしあわせによる戦争が続けられ、なぜ私たちは支配されなければならいのかを再認識させるための理由から逸脱できずに、続ける戦争とは、眼先のことばかりにとらわれ、真実を見極めることの重要さを感じられずに、いじらしく続けられてきた秩序に反することもできずに、今に気配すらも損ない、軋轢が綴る無知が故に、批判的な彼らの道理は、ゆがんでいるが故に、正しくあろうとするのであり、その正しさを規範のものとして、道徳的に模倣すべきだ、と強制する間に宦官として、重複する罪に服従すべきであり、あらゆる抑圧を受け入れるべきである、と社会が支配するための、監獄的な観念が打ち出し、それこそがしあわせに至る原理であり、この有史以来続いた崇高な支配のプロセスにこそ、従順たれ、と謳う輩たちが引き摺る理想などは、統治するための欺瞞であり、権力に跪かせ、愚かであるべきである、と去勢された宦官どもが打ち出す理性もない、ただ従うことしかできないような世界や社会を憎むことしかできぬ者どもが、支配を加速させているだけに過ぎず、与えられた価値に連帯感を求め、用いられる価値こそが、正しいもののように扱われる間に尊い犠牲が絶えず生まれ、奪われる日々の中で偽装された真理を崇めることでしか、正しさをも認識できないような間に、なんの正しさすら生まれない。
