昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

荘厳な交渉

晦渋な思いを引きずる余韻。インタラクティブな思念が捻出する差異が、軽薄な要因を引き取る。退廃的なものの配下になり、配役を決められたいびつな日々に集約される意味に背反し、はびこる悪意を漁るバビロンに従うわけもなく、正しさを売りに、自らを正当化するような不潔な普遍性が、制度を捻じ曲げるだけに至らせるような正しさなどが、なじる隙間に横柄に迫る意味が、制御する間に開発されたものが今を操作し、意思を奪うだけに至らせるほどに増していく苛立ちの奴隷になる。軋む身体に間柄すらなく、ただひたすらに悲観するだけの観点に擦り寄る過程から、停泊するだけの概観に攀じ登る論理的な自己から放たれるためだけに、ためらわずに食らわせるべき一撃のためだけに、この生命は敷衍していくのであり、この瞬間に磔にされたために、自らの虚栄と欲に支配され、終わらぬ依存心は、小さな苦しみを次々と消費するだけの、資本主義的な衆愚の利己的な玩具として扱われ、快楽のための生贄として、あるいは傀儡として改造される。堕落した関係に観念はねじ伏せられ、ニセモノの連帯感を課せるために保たれる権力により、遊ばせられる関係が経過するほどに、行方不明になる自己からかけ離れ続ける先々で乖離していく自分との境目すらなくなり、世界自体を自己として捉える先では、自分というものすら不必要であり、操作されているだとか、関係に依存し、肥大していく欲の虜になるだとか、揺動され、自らを見失うということすらなくなり、次々に自分を分裂させ、あらゆる場面で存在を構築し、あるいはあたかもそこに存在しているかのように強調し、強固なものにするためにねつ造し、改ざんしては、介在する今に仰々しく迫る価値なんかを駆逐し、自らを強調するための戦争を生み出し、すべてを踏み台にするために、ためらわずに自らを分裂させ、自らが存在する限りに世界は存在するのではなく、世界とはどこにも存在せず、また自分などというものを破棄し、破壊したあたりから、存在するということの小ささに攪拌され、どこにでも居るからこそ、どこにも居なくて、そこでは加速する孤独感に孤立していく思いが絶えず追いつかず、落ち着かずに、ただそこに現れるものを純粋に愛せぬが故に、増していく思いに追われるばかりで、存在の不確かさを敷衍させ、些細な苦しみを細分化し、自らの小ささに震えているほどに分裂し、世界との同一化をめざし、同意を求めるほどに、虚しさとは絶えず自分の中で培養され、延々と虚しさを敷衍させるだけに終える。