昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

世界のお腹

文字を啜る街。たるんだ君の腹から流れてくる音が機械的だから、イライラしたりもするけど、もしも、この世界と訣別できたら、それは喜ばしいことだと、打算的な懐古主義が崇める時代や神などが、情報などに変わり、起算され、改ざんされるだけの毎日の残骸が、濁流のように押し寄せるから、身体はいらんから、与えられたものは限界を生むし、あるいは、際限なく現れる欲を加速させ、意思に枷を嵌めるだけで、がんじがらめになる精神は、成否を謳うばかりで退屈である。あらゆる偏見のゆりかごで眠る君の呼吸。なんでもここにはそれってあって、好きなもんが見つかるらしいと強要され、意思すらも操作されて、何が生きる?なんやろかと、なにかが正しくあることが、正しいんやったら、正しいなんてもんは、正しくあることを強制されて、自らの強迫観念に妨げられては、絶えずなにかを裁くためだけに、正しくあろうとする限り、正しさなんてもんは、ここでの機能を持つための記号に過ぎない。なにかに触れるほどに、誰かの道具と化すだけの日々から逸脱して、自らに帰り着く間に乖離していく今に理解すら求めずに、回答なんかいらんから、踏破し続ける先々で持ちつ持たれつなんかも嫌いやから、還元されるほどに限界を生むだけ至るし、いびつな真偽が公約なんかを謳い、裁くだけに浸るような意味の曖昧さに訪れる歓喜は、絶えず快楽を生み出すだけの機械的なモジュールとして、追加され続ける快楽の傀儡として彷徨うゾンビ的な泡沫に排斥されるものが、生産的であるほどに、採算を合わせるために、絶えず息吹く観念が、迎撃されては、使う喜びよりも、使われているという快楽に浸るだけの世界などに、現実味はなく、ここで義務的に使い果たされ続けるシステマチックな要因に課せられた罪のようなものを引き摺り、容易に裏切っては、奪われるだけに至るようなエモーションは、自らの意思で動くことを辞めて、度重なる不安を消すために、情報の海の中で寂寞を孕んで、懶惰な自分が取り除かれていくだけの今に膨らむ恐怖にもがき続けては、自らに足枷を嵌めて、世界性を縮めては、存在の不確かさをかき消すために、なにかに管理され、誰かを監視する。