昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

近くにありすぎるもの

君のかわいいと思っていた部分も憎らしくなるような君とのサイクル、一切合切は同じ時を甘んじてリサイクルして、日々は空疎に分裂し、誰かが開けた席を埋めるだけの空虚感を切り裂くほどのこの災難、難じるほどに他愛ないものがほどけて、どれもが誰かの奴隷であったことをやめて、新たな価値に移行するよろこびを敷衍させ、この苦しみを謳う普遍的で不潔な情事を復活させるよりも、よりダイナミックに、寄りかかるよりも弾けて、時系列をもかき消すような画期的な創造性わたくわえる。AI化された犯罪少年たちが走り回り、孕む意味を駆逐するようなハードコアなリズムが権力を駆逐する。始まりはこのような衝動性が正常バイアスを破壊し、自分などは初めから死のリスクだらけで、そこで蔓延る凝り固まったケミカルで独善的な正義が描く退屈な絵を燃やし、もっとクリミナルで、実証主義が保つような原理的な世界に巣食う綺麗事を食べ尽くすようなシュールレアリズム的なノコギリで犠牲的な者の門を切り刻み、忌憚をなくなじる独自の観点により、狭い観点を破壊し、新たなほころびに埋めるべき運命などは不必要と叫ぶ。もうクソみたいなゲームの時間は終わり、誰かの都合のいい道具としてなんか生まれてこのかた生きたことすらないし、生きていたとしてもだ、それは生きた心地もなく、絶えず生き血を吸われ、毎日干からびては、倒れるように眠るだけのサイクルの中で加算される苦しみが繰り返し参画するものにより攪拌され、自らを粉微塵にし、世界とあたかも交わっているような雰囲気を味わうほどに怠慢なものに成り下がる。あてもなくさまよう人々の不安そうな顔、汚れた雰囲気に迫る不穏な結末、血の滲んだ目でながめる景色は、あらゆる終焉を吸い込み、また始まるように終わることを繰り返しながら、また始まるために集結し、この終わりがないように思えた普遍的な結合や、傾倒するほどに未熟な精神はいらだちながら、いびつな関連性を即座に接続してゆく。一向に変わらなぬ形式的な飢渇から、散財を繰り返して来た景色、あらゆる権限を保つために謳われる陰謀論なんかより、こっから独立して、与えられた義務なんて知るか、と叫んでは、なにかを煽るだけの惰性な還元から、軽減されない痛みを分かち合うほどに、ほぼ理解は遠ざかるという結末にほころんでは、滅びゆくからって、この和やかに啜る尺度や、借用書の山や、可能世界の中で欠乏してゆく君の痩せ細った身体の中で緩慢に作用する言葉が生み出す軋轢やらが定期的に苦しめるだけに至るなら、このアイデンティティやアイロニカルに浸るだけの擬似的なだけの恋愛がサバティカルなものを生み出し、人類愛に至らずに、国家的な中でしか働きを加えないようなジレンマから脱し、人種的な隔離から放たれ、宇宙的で詩的なプロセスをめぐり、酩酊するための神話から逸脱して、深淵から睨む自分とすら決別し、さらなる昇華のために消費的な日々に加えられる喪失感を蹴散らすような濃度ある死をあつらえる散漫な情報が加担する義務的な煽り、羨望するだけの君の中では名残惜しい瞬間が次々と爆発する様子が綺麗だ、君はすごく綺麗でした。