昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ロジカルな戦争

君の柔らかな肌も触れられずに私たちの戦争は始まった。この終わることが無い日々の結末や、欠乏してゆく行き先や、不安定で体たらくな独立した判断により、世界は破滅し、誰もが悲鳴をあげる。夜の懐かしい匂い、砕けたあの日から、この終わらぬ恍惚とした終末、延々とひろがるロジカルな相違から、偏執してゆく彼らの浪費的な愛の配下としての彼女たちのドラスティックな道理から、老幼婦女子をいじめるような散華、かじかむ窮理を嬲り尽くす政治的なものと国家的な合間にあらわれる嫌いなものたちが降り注ぎ、肝心なところが見えにくくなり、確かなものなどは所詮は安易なものに支配され、何一つ理解できずに、でたらめに伝わるものを信仰し、デマに扇動され、殲滅するだけに至るような堕落した俯瞰から現れる民意などが反映されずに、ただ不安を煽るだけで、希望へと導かないものなどが横行し、横溢する苦しみが理不尽に流布され、衝動に駆られるほどに、狩られるものとして、罪の犠牲になり、正義に利用され、悪をねつ造し、たむろする病原体たちのツールとして、利用されるだけの空疎な心身から放たれる憂鬱さ瘴気を吸い込み、汚されてゆく肺からあふれる黒いモヤや、足跡を残さずに、消えてしまえばすぐさま忘れてしまい、去りゆき消えてしまったものを追うほどにすぐさま老人になるような魔法にかかる以前に、この絶え間ない日々の中に混在する自意識が意地汚く騙るものに気だるく反応し、反応するほどに敷衍してゆく不安を利用し、商売に至るような時代が終わり、新たな価値は交換にすら至らずに、ただのんきに日々を気ままに消費し、頼るという精神を破棄し、正しいやら疑うやら、あいまいな成否を乗り越えて、佇む間に過ぎ去る理由を詩的に昇華させ、揺れる草木をながめ、1日を終えるような快適さを感じるためだけに堕落し、意欲を破棄して、ただ寝そべる自由を知るべき、だ。