昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

毎日

気だるく浪費的な帰り道、戒律なんかがうるさく付きまとうカースト制的な夜の敵意が、判然としないからと、感傷的ないびきをかいて眠る多目的な動物たちの夢の中では、豊かさなんてものは災いを引き起こすだけだから、足るを知ることを学ぶべきなのに、あいつらは皆に枷をはめ、社会のためだ、世界のためだと、自分たちの利益のためなのに、理性を保つべきだと、独善的な手法で、詐欺まがいの正義を真顔で言っては、資本主義的には、犠牲は付き物であるし、自由な市場では、なんでも売って稼ぐことがいちばんだとか、まだ幻想みたいなものを崇拝し、金に神を宿らせては、論理的なものをそこない、快楽的に消費し続けていると、マルクス主義的な偽装を企て、ここでの正しさに拘泥するほどに、理想的なものの犠牲になり、ニセモノの革命は敵愾心ばかりを燃やして、すべてを敵視し、考えるということをそこなわせる。正しさとは、そこかしこでは芽生えるが、芽生えは小さな花を育て続けることができないから、おざなりになった感情は、なあなあなままで、あらがうことを知らずに、そのまま屈折していくだけである観念には、詩的な栄養が大切であり、あらゆる偏見を用いて、権限などを持ち続けるための畜生どもの等差により、倒錯していくのであれば、そのまま倒錯させ、自ら滅んでいくのだから、ほっておけば良い。