昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

精神的なパラダイム

私はヘルダーリンのように狂って、十数年間を光の階段を登り、悪夢を加速させる憂鬱な騎士や、アンチテーゼをうながし、独裁的な宇宙の神々との対立を続け、不文律的な有償なものなどをドラスティックに破壊して、散漫な容器たる身体を破棄した後のことなんて知るわけもないし、この身滅びたら、精神なんてものは宇宙の塵に変わり、空白を埋めるための過去を駆逐し、自らとは、自らの先には存在せず、今すらも今と思うことに次々に過去となるだけの今なんてものは、あやふやなものである。理性も制限を失って、ちぐはぐになって、綺麗なものなどそんなには無いから、と勝手気ままに踊り続けたあどけない日々がもたらす幸せなどは、どこか退屈であるし、そこで継続されるものなどにアイロニーをぶつけ、シリアスになるほどに独裁的な支配を求めては、ピンチなほどに全体主義におちいり、互いの監視を加速させ、誰かが誰かを恨むほどに、世界とは均衡を保ち、互いを思いやるほどに世界とは狭まり、徹底した排除を勧めるだけの関連性に連動してゆく数々の怪訝な物語が塞ぎ込んだ精神をこじ開けるための可憐な闘争から、もたらされた苦しみにより駆逐される前衛的な花を摘み、つぐないを求め、すくない余韻にむらがるルーツを蹴散らして、手なずけられずに、互い違いのままに、このままならぬ日々の煩わしさよ、とこの快活な退屈こそ愛すべきものであるし、そこで断続するものが自然性を失い、ただそこで補完されるものにより重くなり、安定しない精神がもたらす成否などに喪失してゆく思いが同意を求めるほどに、時代とは狂い、誰もが子供部屋からは出られずに、そこでずっとそつなく加速してゆく時代に甘んじ、あいまいな抵抗を絶えず繰り返しては、過信ばかりを重ね、懐疑的になり対比されるだけに至り、異物感を重ねては、退廃的に至る絶え間ない歴史を流浪し、尊厳などを破棄し、ノスタルジーに詩を歌い続けるファシストたちの道具である君の飢え、規律にひびく懺悔がクリスタルになり散らばる風景、形容されるものにより植え込まれた悔恨により混濁してゆく意識は家庭をも破壊し、自らを大海になげすて、孤独に堪能する世界の節々から現れるダイナミズムによりひずむロジックを捕食し、自らが生き延びるためだけに平気で嘘をつく我は、最低なサイコパスであると、インテリジェンスを武器にし、最低な料理を続け、自らの毒により、君を麻痺させ、形あるものの終わりを眺めながら、独善的な絵を描くの、だ。