昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-09-22から1日間の記事一覧

希望だけの世界

テンプレートな地獄を乗り越えて、お前の血をながめる。傷口は音と混ざり合い、暴れるベッドの上で夢に変化する。冒険を終えたあとになびくセレナーデ、塗りたくられたアイスと、透けた服。奇跡がごうごうとうなる夜にシンクロして、次元を終わらすボタンを…

起算

けむくじゃらの鳥が踊るソファーの上、暗澹としたシステムの中で採用される苦しみの模様、インタラクティブな屈折や、優劣の先で快諾される慈しみなどが憎悪を生み出していくのにもかかわらずに、拘泥するだけの意識は些細なことで怒りを増幅させる。浄化さ…

わだかまり

知ってるビルもつぶれて、新しい建物になって、似合わん髪型とかして、なじんだり、なじまんかったり、嘘の笑顔で必死に駆け抜ける日々は、なんか生きてる実感ないとか、泣いてる心が憂いに破裂して、時代的な襞に吸い込まれて、混濁する意識が子を産んで、…

ニヒリズムの焦げた匂い、コアを失った地球を調教する女の子が荘厳な音楽と共にとむらう日々の屑、仮想的なものを飛び越え、敵愾心に震える因果たちの終焉に腰掛ける支配的なモノクロームに敷衍していく日常や、インタラクティブな午後に措置される悠遠から…

不屈

毎日に惜別し、孕む新しい今が、次から次へと新しい子を産み、醜い争いを終え、延々と敷衍する愛を普及させる。

砂浜

若者はスベスベだし、すべての罪は、君が気負うほどに、その罪は似合うものに変わるし、かけがえのないものも、関わるほどに悪意をためこみ、果てない自由とは、理由を求めるばかりで、バカにしたり、秤にかけたり、加算させたりと、足りないものを満たそう…

のらりくらり

悔悟を伝う足取りの重そうな動物たちの群れ、自らを傷つけた鳥たちの千切れた羽根、互換性も損なわれた健気な機械たちや、痩せた子供たちが踊る満月の夜。