昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

荘厳な尺度

みんな短絡的に研鑽されて、多目的なものに飲み込まれて、確かさなんかを足枷にして、自らをがんじがらめになる。利用されるだけの人々が求める報い、快楽的な感染を加速させ、次々と増えて行く痛みが、かけがえのないものに思えるの、と病んだ君が加速し、過去からここまでの距離を測ると、あっという間に老いてしまい、すべてはみすぼらしく変化する、と流布する君すら、すぐさま老人に変化するのであるし、あらゆる変化を受け入れなければ、虚しさだけが広がり、そこで唾棄できずに、ずっと引き摺り続ける思いは、悲観的になり、担う意味すら似合わなくなった、と落ち込んだふりをしながら、なにかを演じることでしか、生きている心地もなくなり、退屈な仕事の中で経過するものが、今を飲み込み、混濁してゆく意識は支配的なものによって、同意なんかを求められて、連綿たるものを途切れさせ、うやむやにするだけに至らせるような思いの中で、関わるほどにわずらわしくなるだけの関連性の中で、制度なんかを持ち寄り、今を拘束するだけの生活の中で、拘束時間ばかりが増え、無駄な汗をかくのが、あたかも美しいもののように語られていたニセモノの満足を崇める幻想から解き放たれ、些細なものを美しいと思わずに、ただ厭うだけの日々から抜け出そうともせずに、ただ恐れているために躊躇い、そこで佇み拘うほどに、解決などに至るための正しさなどは、所詮は、この世界などというものが決め込んだ答えによって互い違いになり、退廃したり、あたかも正しいようなものにより、拘束され、荒廃したり、後悔したりするような群れの中で、報いなんかを謳うだけのステレオタイプなワイプの中で偽善的に生き、快楽主義的に暇をさまよい、忙しく生きるほどに増してゆく虚しさの奴隷になり、じっと出来ず、考えることをやめて、どこかに行けば行くほどに、自分とは遠ざかり、過信したりして、ただ自らを見失い、同調するだけで、同化に至らぬから、道化になり、すぐさま忘れてしまい、思い返してばかりで、その内容には関与できずに、なにかの一部として、その世界の役割なんかを謳い、独善的な緩衝の中で、存在自体の軽薄さに苦しむのであり、考え尽くすことが仕事の私が裁断され、些細な結末の中でバタ足で泳ぎ、たどり着いたところでなんになる?的なニヒリズムの泥濘みなどに嵌るわけもなく、考えの奥底で豊かに羽化し、飛び交う意思は時間から放たれ、空間に境界など要らず、ただいたわる先に遊離する結末が全てを飲み込み、自分に行き来し続ける反復の中で、存在は自身の中で折り畳まれ、瞬く間に収斂し、連想する意識の中で、自らの強度を上げる。