昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

飄々

犬にかまれたり、猫にひっかかれたりするのが生活であるし、正解などないから、何も持たずにのらりくらりとさまよう。誰のことも信じられないから、ただただ裏切り荒んで来たし、機械的な輩が排除を謳い、自分たちを守るために批判することにより、自らを保つための権威を叫びながら、誰かを道具にして、偶像崇拝を続けるような傀儡たちが叫ぶ権利とは、原理を見失い、正しさを崇めるがあまりに、自らを道具に変えるだけの等差や倒錯をあちこちに生み出し、盗用された原理により憎しみが増加し、報復ばかりが今に浸透し、真理なんかを用いて、もたらされる苦しみに引きずられて、悲観するだけに至らされるように仕向けられるだけの堕落した世界。そのような世界を生み出すのは、世界を救いたいがあまりに、歪んだ世界を自らが生み出し、自らが生み出した歪んだ世界を正すための犠牲を絶えず生み出し、今にも踏み台にされる君が仕分けるしあわせや、補足される法則的な罪などを用いて、自らをないがしろにし、誰かを陥れるための操作と扇動をほどこし、今におどしを加え、正しさを用いるほどに歪んでゆく正しさは、何が正しいかを見失い、ただ誰かを支配するためにいさかいを生み出し、境目を持たずに、世界と自らが名付けた世界の中で自らをも利用するための対価なんかを払うために忙しく駆け回るほどに掛け違える意思はずれたままに、次々と空白を生み出し、ひろがる意識的な空間には虚しさだけがひろがり、外から配布される痛みなんかを、あたかも自分が生み出したように罪の意識なんかを自らに課せては、世界性をせばめて、センチメンタリズムなんかにひたるほどに、悲観的なものは自らだけに与えられるわけではなく、その悲しみが外の世界にも向けられ、自らの虚しさに同調させるために強制され、衝動に駆られ、今に狩られるだけに至るような軋轢をそこら中に生み出す。生活などに清潔感などないし、正しくなんかはないし、正しさなどは求めるものでないし、正しさを用いて裁くほどに監視の意識は加速し、社会主義的なものを形成する衆愚が主体性を損ない、ただ潔癖的に世界を洗い流すほどに違う汚れが生まれ、自らが汚したものにより強迫的に洗い流す世界が綺麗になることなどはない。