昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

もたらされる思い

焦燥感をたずさえた青空、ドメスティックな夕餉に、ちぐはぐな感情も亡き後、愛は単純に潰えただけであって、本質的には何も変わらずに、その場で朽ちただけである。浪費されるだけの信念、幼稚なスケッチを終えて、展開して行く意識は延々と引き伸ばされては、そこですべてを包括し、確かさを蓄えては、厭世観を突き抜け、はるばると迎え入れる物語が証拠も残さずに、今をねぎらう。君が生まれた喜びと、そこかしこで蔓延る物事が低劣なものを呼び覚まし、今を支配するために生まれたためらいの中で枷なんかを生み出しては、そこで拘束されるだけの私たちはやせ細り、たちまちに苦しみを加速させ、些細な動機に擁立されて行く苦しみで繰り返しほつれて行く意図から逃れるために、そこでためらいを生むだけの鬱積を超越し、散漫な動機に加護されているだけの運命的なものから飛び立つ。泣きつく風をさえぎり、輪唱される真理に基づき、うとましく悶える隙間からあふれる叙情的な歌詞を生み出し、奪い合うだけの観念から逃れ、君が生み出した生命から悔悟なんかを謳う連中が示唆する支配的なものから逃れ、らんらんとしてくる意識の豊かさに突き入る隙もなく、砕けて行く今には、いびつな意味だけがすかさずに入り込んでは、粛清なんかを用いて、支配を強固なものにしたり、独占すればするほどに、内部での欲は加速し、今に道理を孕むこともなく、ただ支配するための芝居を続けては、懈怠する意識の方々で躓いて行く意識がいびつな真理をたずさえては、たちまちに現れる苦しみの道具になり、成り行きだけで枷を嵌められ、世界性を狭め、幼稚な企みの中でカスタムされる心情が、今に怯えて、老いぼれて行くだけの身体を硬化させ、今に枯渇し続けるだけに至り、堕落する先々では、フラクタルに交わる月日が延々と想起するものに寄りかかり、そこで呼び覚まされる思いにねじ伏せられて行く。